生活環境で、数多く見ることができるのが、この科のトンボだ。庭先によくとまっているアキアカネやノシメトンボ、田んぼのあぜ道や土手ではシオカラトンボが日向ぼっこをしている。丘陵地などの森林公園ではさらに種類が増え、地域性のあるトンボが見られる。秋になると、都会の渋谷・新宿などの歩道の手すりにアキアカネがたくさんとまっていたり、一番なじみが深いのもよくわかる。近年、温暖化のせいか飛来種も増え、日本国内で記録のあるトンボ科は２５属６８種７亜種となっている。
観 察 種
未 観 察 種
- エゾアカネ：北海道の一部地域に生息
- エゾカオジロトンボ：北海道の東部地域に生息
- タイワンシオヤトンボ：対馬に生息
- コフキオオメトンボ：大東島・西表島・与那国島・石垣島に生息
- シマアカネ：小笠原諸島に生息
- タイワンシオカラトンボ：奄美大島・西表島に生息
- タイリクアカネ：北海道から九州まで日本海側で観察さているが関西から西では広範囲で観察されている
- オナガアカネ：大陸からの飛来種で日本海側を中心に観察されている
- タイリクアキアカネ：大陸からの飛来種で日本海側を中心に観察されている
- スナアカネ：大陸からの飛来種で、日本各地の沿岸部や高山地で観察されている
- マンシュウアカネ：大陸からの飛来種で、北海道の日本海側で観察記録がある
- サイジョウチョウトンボ：南方からの飛来種だが、与那国島・西表島で生息が確認されている
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