ハッチョウトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】ハッチョウトンボ属
  • 【和名】ハッチョウトンボ
  • 【学名】Nannophya pygmaea

日本最小のトンボで、世界でも最小の部類にはいる。10円玉よりも小さい。本州・四国・九州に分布し、5月下旬から10月初めころまで見られる。平地や丘陵地の日当たりの良い湿地や湿原に生息しているが、昨今生息地が減少している。この名前の由来は、江戸末期の尾張の本草学者「大河内存真」が「蟲類写真集」に矢田鉄砲場八丁目にて発見されたことからついた。

オス ♂

ハッチョウトンボ

2021/7/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/160 F5.6 ISO 160 LrC

ハッチョウトンボ

2021/7/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/200 F5.6 ISO 200 LrC

ハッチョウトンボ

2021/7/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/500 F5.6 ISO 200 LrC

メス ♀

ハッチョウトンボ

2021/7/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/250 F5.6 ISO 160 LrC

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観 察 記

2021年7月17日 梅雨明け、即猛暑

15年ぶりの撮影、長らく撮影できていなかったハッチョウトンボを、計画をたててようやく撮影することができた。今年の梅雨は入りが遅く、だらだらと曇天とゲリラ豪雨が続き、梅雨の合間の撮影が全くできない天気だった。そしてようやく梅雨が明け、アマゴイの撮影とセットでこのトンボの生息する湿地へ行くことができた。しかし梅雨が開けたと思ったら、いきなりの猛暑。高所の湿原でも35度越え。熱中症になりそうな状態で湿地の真ん中で必死に撮影するのである。なんせ小さいのでマクロレンズで近づき、変な態勢で撮るので非常にきつい。しかも汗がしたたり落ちてくる。目に汗が入りタオルで拭いていると、すでにその個体は別の所に行ってしまっている。歳をとってきたせいか、暑さの中で、撮影する気力を保つ時間が以前と比べだいぶ減ってきたような気がする。

観察記

2004年7月3日 10円玉より小さい

山間の丘陵地の静かな湿地に世界最小のトンボがいた。娘の手に10円玉を載せて比較してみた。10円玉より小さいので、よく目を凝らして見ないと気づかない。特にメスは飛んでいるとアブと間違えそうだ。このトンボが生息する場所は湿地なので撮影するときは、しゃがんで撮影するのだが、夢中になりすぎるとおけつ濡れてしまう。しかもヘビがよく出てくるのでひやひやすることがしばしば。

観察記