- 【科】トンボ科
- 【属】アカネ属
- 【原名亜種】リスアカネ
- 【和名】ヒメリスアカネ
- 【学名】Sympetrum risi yosico
リスアカネの北海道版亜種で、北海道にしか生息していない。北海道の個体は、体型がひとまわり小さめというとことからヒメリスアカネという和名がついた。北海道全域に分布しているが、生息域は極めて小さく、北海道のRDBに指定されている。本州のリスアカネと大きく違うのは翅の先の班が極めて小さいこと。池・沼・湿地に生息し、7月中旬から9月末ころまで見られる。
オス ♂
2007/7/29 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/125 F2.8 LrC
観 察 記
2007年7月29日 思い込み
親父の一周忌で帰省。空いた時間に弟家族がよく行く大きな自然公園に連れていってもらった。木にはミヤマクワガタがいたるところについており、子供たちが喜んで捕まえていた。水辺では、オニヤンマ・ギンヤンマ・老熟したシオヤトンボ・アオイトトンボ(エゾではなかった)・マユタテアカネなど、本州ではスタンダードな種しかいなかったのが残念だった。しかし、この時は撮影したヒメリスは、アキアカネだと思い込みスルーしてしまっていた。そして、しばらくたってから撮りためた写真を整理していると、アキアカネだと思っていた写真が、なんだか違うことに気付いた。図鑑で調べるとヒメリスアカネであった。思い込みは禁物である。