カオジロトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】カオジロトンボ属
  • 【和名】カオジロトンボ
  • 【学名】Leucorrhinia dubia orientalis

顔面が白いのでこの名がついた。北海道から本州に分布しているが、本州では、東北地方と上信越の山岳地域に点在している。おもに寒冷地のミズゴケ湿原や挺水植物が繁茂する湿地に生息し、6月中旬から9月初め頃まで見られる。

オス ♂

カオジロトンボ

2022/7/9 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1250 F7.1 ISO 200 LrC

カオジロトンボ

2022/7/9 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/320 F5.6 ISO 200 LrC

メス ♀

カオジロトンボ

2022/7/9 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/1250 F5.6 ISO 200 LrC

交 尾

カオジロトンボ

2022/7/9 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 150mm 1/1000 F5.6 ISO 200 LrC

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観 察 記

2022年7月9日 カオジロ天国

高層湿原は、ワタスゲが満開だった。ニッコウキスゲもにぎやかで晴天の日に黄色い花が映える。初めて行く高層湿原でのトンボ観察にワクワクしながら歩くが、景色が良すぎて撮影タイムに時間を取られ、なかなか前に進まない。そしてやっとのことで湿原の木道に足を踏み入れると、そこはカオジロトンボ天国であった。木道の上に所せましととまっている。池では交尾産卵がにぎやかだ。他にカラカネトンボやルリイトトンボがいて、どのトンボから撮ろうか悩んでしまう。そんな贅沢な状況の中、カオジロトンボを中心に撮影をすることにした。前回の撮影ではいまいちな写真しか撮れてなかったので、今回は木道に寝そべりながら自由奔放に撮影することができた。土曜日だったが観光客が少なくてよかった。

観察記

2006年7月22日 突然の信州

突如、信州方面へ行くことになり胸が躍った。しかし、早朝に到着するとすごい濃霧だ。濃霧の中道路脇の池を覗くと、雫に覆われ微動だにしないオオイトトンボがいた。時間がたつにつれ少しずつ霧が晴れていった。次の湿地で木道を歩いていると、木道にとまっているカオジロが何頭もいた。しかし、近づくとすぐに逃げられてしまう。根気の勝負である。そして、やっと近づけた。ピントを合わせていると、話し声が、観光客が反対側からたくさん来た。すぐにシャッターを切るが、1秒後に飛び去ってしまった。有名な場所は撮影するのが大変である。

観察記