シオカラトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】シオカラトンボ属
  • 【和名】シオカラトンボ
  • 【学名】Orthetrum albistylum speciosum

日本の田園地帯や池・沼・河原・公園と、いたるところで見られるトンボ。オスの体に白粉が帯び、それが塩こんぶの白い塩にみたてられてこのようなネーミングがついたらしい。オスとメスは成熟するまで似ている。白粉を帯びてくると、オスだとわかるが、ごく稀にメスでも白粉を帯びる個体がいる。複眼の青味が強いのはオスの特徴でもある。

オス ♂

シオカラトンボ

2023/10/7 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/800 F5.6 ISO 200 LrC

シオカラトンボ

2021/6/29 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 210mm 1/1600 F5.6 ISO 1600 LrC

メス ♀

シオカラトンボ

2016/8/6 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1000 F4.0 ISO 200 200 LrC

産 卵

シオカラトンボ

2021/6/29 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/1600 F5.6 ISO 800 LrC

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観 察 記

2013年4月29日 羽化は神秘的

春になりトンボシーズン開幕。太平洋の沿岸部まで行かなければ見られなかったトラフトンボが、近場の池で見られるとの情報がまいこんだ。まじか、近場で見れたら最高だなと、はやる気持ちを抑え現場へ。そして池で飛ぶ飛翔体を探すがなにもいない。飛んでくるのはカワセミのみ。うーん空振りかなと池のほとりを歩いていると何かの羽化個体発見。まさかのトラフか?しかし、よく見るとシオカラのようだ。成熟個体は腐るほど見るのだが、羽化の瞬間は初めてだ。どんな種であれ羽化の瞬間は神秘的だ。さて、トラフ探しだが、ナビでめぼしい池を探したので寄ってみる。すると池を飛ぶ飛翔体を発見。なんとトラフだ、埼玉でトラフの撮影ができるなんて信じられない。今年のシーズンは幸先がいい。

観察記

2002年8月4日 オス、メスどっちだ

春が過ぎたころ、トンボ科の中では早めに出てくるトンボ。カメラテストで撮影被写体になること以外では、積極的に撮影をしないトンボになってしまっている。しかし、本腰入れて撮影をしていると、はて、これはオスなのかメスなのか、と迷ってしまうことが多々ある。まだ白粉を帯びていないときは、オスなのかメスなのか区別がつかないのである。実にやっかいだ。交尾をしていれば前がオスで、後ろがメスということでわかるのだが。撮影したあとに、いちいち捕まえて腹部を見るのも面倒だ。でもこんな考えじゃいかんいかん。塩辛色になる前に区別できるようにならんと勉強しなければ。

観察記