マイコアカネ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】アカネ属
  • 【和名】マイコアカネ
  • 【学名】Sympetrum kunckeli

オスの顔面にエメラルドグリーンのような色が浮かび上がっていて、顔面の白さとその色が舞子さんのうなじをイメージさせたことからこの名前がついた。老熟してくると顔面のエメラルドグリーンが薄くなり、白くなってくるとヒメアカネかと見間違えそうになる。ほぼ全国的に分布(南西諸島は除く)しているが、生息場所は極めて局地的。おもに平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する腐植栄養型の池沼に生息している。6月中旬ころに羽化し始め、11月末ころまで見られる。アカトンボの中では、やや小型のトンボ。

オス ♂

マイコアカネ

2010/8/22 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/80 F2.8 ISO 200 LrC

マイコアカネ

2016/10/18 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/280 F2.8 ISO 200 LrC

メス ♀

マイコアカネ

2008/8/10 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/125 F2.8 LrC

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観 察 記

2002年10月14日 可憐なトンボ

舞妓アカネという名前はこの独特な顔面にある。したがって、このトンボは顔面ドアップばかりを狙ってしまう。意外にも身近な池のほとりの草木にひっそりとたたずんでいたのに驚いた。池の脇の田んぼの用水路のへりで日光浴をしている個体も多数見受けられ、なかなかこの池はあなどれない。

観察記