オキナワチョウトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】チョウトンボ属
  • 【原名亜種】Rhyothemis variegata variegata
  • 【和名】オキナワチョウトンボ
  • 【学名】Rhyothemis variegata imperatrix

翅が鼈甲(ベッコウ)の模様をしているチョウトンボ。以前はベッコウチョウトンボと言われていた。日本特産亜種で南西諸島の徳之島以南が分布域であるが、徳之島や沖永良部島では定着かどうかはわかっていない。八重山諸島では定着しており、羽化水域から少し離れた開けたところで集団で飛んでいる姿をよくみかける。

オス ♂

オキナワチョウトンボ

2016/9/4 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F3.5 ISO 200 LrC

オキナワチョウトンボ

2008/8/29 - Canon IXI DIGITAL800 IS 10.0mm 1/200 F7.1 LrC

メス ♀

オキナワチョウトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 400 LrC

オキナワチョウトンボ

2016/9/4 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1000 F3.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2023年5月26日 翅の模様

比較的、いろいろな水辺や林道で見かけるトンボだが、今回の石垣島訪問では個体数が少なく感じた。したがって2匹程度の個体しかいない湿地で追いかけての撮影となり、じっくりと撮影ができなかった。とまった瞬間を撮影するが、警戒心が強くすぐに飛び立っていなくなってしまう。以前はたくさんいて目移りするほどだった。それにしてもこのトンボの翅はいろんなバリエーションがあり撮影するたびに模様が違うので楽しませてくれるトンボである。

観察記

2016年9月4日 熱中症予防

久しぶりの沖縄。一眼でちゃんとトンボを撮影したかった。でも非常に敏感で近づくとすぐに逃げられる。関東のチョウトンボと同じである。しかし、とまりそうな植物の前でかまえていると、とまった。しかし芯の弱い植物にとまるので、風で揺れる。この風の揺れがにくい。すかさずシャッタースピードをあげて撮影。ようやくまともなのが撮れた。そしてメスが目の前で打水産卵を始めた。思わず連写。初めて鼈甲柄の飛翔がきれいに撮れた。それにしても暑い。このままだと熱中症になりかねないので、お昼を食べたあと、海へ行ってシュノーケリングだ。

観察記

2008年8月28日 近づくとバラける

ギターをひいていたころ、べっ甲のピックが硬くて弾きやすくかっこよかった。これほどまでにべっ甲そっくりな翅を持つトンボはびっくりだ。翅をそのままピックにしてしまいたいくらいだ。実はこのトンボ、翅の模様でオスとメスの区別がつく。チョウトンボは、群れをなして飛ぶ。その群れをファインダーの中にたくさん入れて撮りたいのだが、人の気配を感じると、少しずつ遠くへ移動していく。群れを見つけてはその真下へ行き、カメラを構えるが、すぐにばらけてしまい、なかなかむずかしい。

観察記