ナツアカネ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】アカネ属
  • 【和名】ナツアカネ
  • 【学名】Sympetrum darwinianum

オスは成熟すると全身真っ赤になり、「赤トンボ」という名前が一番似合うトンボだと思う。日本全国に分布しているが、沖縄以南には生息してない。このトンボもノシメやアキアカネ同様、平地の池・沼や水田などで見られる。6月中旬ころ羽化し、日の当たらないような木陰で過ごし、秋になると真っ赤に色づき、遅い個体は12月まで見られる。メスはアキアカネと同じく腹部背面が赤いタイプと稀に赤くならない褐色型が存在する。

オス ♂

ナツアカネ

2022/10/13 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/500 F5.6 ISO 400 LrC

ナツアカネ

2018/10/7 - SONY α55 DT55-300mm 300mm 1/1600 F5.6 ISO 500 LrC

メス ♀

赤色タイプ

ナツアカネ

2017/10/1 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/200 F3.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2022年10月13日 夏映

信州のリンゴ畑にたくさんのナツアカネがいた。マダラヤンマ目的ででかけたのだが天気がいまいちなのと気温が上がらず本命のマダラヤンマの撮影は残念ながらできなかった。しかし、ここはナツアカネの楽園だった。アキアカネよりも圧倒的に個体数が多い。こんな環境は初めてである。したがって、赤いリンゴをバックに良いシチュエーションの写真を撮ろうと頑張ってみた。なかなかこちらの思うようにとまってくれず難しかったが、良い位置にとまったのがいたので撮影。しかしよくよく見てみると翅が汚れている。まあ仕方ないか、真っ赤に完熟したリンゴが良い雰囲気を醸し出しているので良しとしよう。撮影終了後に観光農園で上田産の黒いリンゴ「秋映」を購入。ナツアカネとリンゴなので夏映!やっちまった~

観察記

2006年10月9日 シーズンの終焉

ショウジョウトンボと違い、朱色に近い全身真っ赤な赤トンボ。アキアカネ・ノシメトンボに混じって見かけるが、前者より個体数が少ない。したがって、見つけたときは優先的にこの真っ赤なオスの撮影に熱がはいる。オスのほうは成熟すると、アキアカネと体色で区別がつくが、メスは近づいて胸部を確認しないとわかりずらい。このトンボが真っ赤に色づくころ、トンボシーズンの終焉が近づいていることを感じる。

観察記