ウスバキトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】ウスバキトンボ属
  • 【和名】ウスバキトンボ
  • 【学名】Pantala flavescens

日本全国どこにでもいるトンボ。そのすさまじい繁殖力は1年間に3世代までに達する。集団で道路や草むらの上を群飛する姿をよくみかける。平地や丘陵地の池沼・水田・プール・水たまり・噴水など水があればどこでも繁殖する。芝生のある公園などで群れて飛んでいるのはたいがいこのトンボ。しかし、このトンボのヤゴ(幼虫)は南西諸島以外では越冬できず死滅してしまうとのこと。したがって第一世帯が南方から飛んでこないと繁殖しないのだ。だいたい5月から6月にかけて南方から遠路はるばる日本にやって来て、暖かくなるにつれ北上して行く。

オス ♂

ウスバキトンボ

2017/9/18 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F4.5 ISO 200 LrC

ウスバキトンボ

2022/8/9 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/320 F5.6 ISO 400 LrC

メス ♀

ウスバキトンボ

2010/8/22 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F2.8 ISO 200 LrC

ウスバキトンボ

2023/8/1 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/60 F5.6 ISO 100 LrC

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観 察 記

2010年8月22日 飛んでばかりいて

とにかく、このトンボはどこにでもいる。しかも飛びっぱなしである。時折ホバリングをするが、なかなか撮影ができないでいる。それは、多分撮影に身が入らないからだと思う。ウスバキトンボを主に撮影に行くことがまずないからである。何かのついでに撮ろうと思うが、とまっているのを見つけるのが大変だし、飛翔を撮ろうと思ってもじわじわと逃げられてしまう。そうするとすぐにあきらめてしまう。ところが小雨がふるような天気ではさすがに飛ばず、草につかまって休んでいる。こんなときが撮影チャンスだが、雨の日は基本的にトンボ撮影に出かけないので、なかなか良い写真が撮れないでいる。石垣島に行ったとき、夕方おびただしいウスバキが群れているなか、車でけちらしながら走った記憶がある。あまりの数のすごさに車を止めて撮影しようとするが、逃げられてしまうので撮影はできなかった。

観察記