ハネビロトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】ハネビロトンボ属
  • 【和名】ハネビロトンボ
  • 【学名】Tramea virginia

ヒメハネビロトンボに非常に似ているが、後翅の茶褐色斑に黄色の縁があることから区別される。ヒメハネビロは八重山諸島特産種で、沖縄本島では個体数はそれほど多くない。沖縄本島では、ハネビロトンボとコモンヒメハネビロトンボをよく見かける。南西諸島以外にも広く九州・四国・本州などの太平洋沿岸地域での発見も相次いでいる。八重山諸島では通年見られる。

オス ♂

ハネビロトンボ

2016/9/5 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F9.0 ISO 200 LrC

ハネビロトンボ

2019/5/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F2.8 ISO 200 LrC

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観 察 記

2016年9月5日 抜き足差し足

沖縄トンボ観察ツアーの最終日に、このトンボ目当てで目的地に行く。午後からは雨の予報だったので午前中勝負。現地に着くと、木の枝先はウミアカトンボが占拠している。草地を飛んでいるのはウスバキトンボばかり。最終日に空振りはしたくない。すると水辺にハネビロのつがいが飛んできた。しかし、そのつがいはさっさとダムのほうへ消えていった。意気消沈していると、ベンチのある草むらでハネビロっぽい固体が飛んでいる。コモンの可能性があるので近づいて見てみると、翅の紋がでかい。これはまさしくハネビロトンボ。すると突然枝先にとまった、これはラッキー、抜き足差し足、息を止めて近づく。そして、ようやく132種目の未観察種の撮影に成功したのである。

観察記