オオメトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】オオメトンボ属
  • 【和名】オオメトンボ
  • 【学名】Zyxomma petiolatum

国内では南西諸島に分布。複眼が大きく腹部第4節以降が極端に細い。全身が褐色で陽が沈むころから活動するので、非常にわかりずらい。おもに平地や丘陵地の森林に囲まれている池沼や溝川、流れの緩流なよどみに生息。4月中旬から出現し11月ころまで見られる。

オス ♂

オオメトンボ

2019/5/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/500 F2.8 ISO 320 LrC

オオメトンボ

2019/5/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/60 F3.5 ISO 1600 LrC

メス ♀

オオメトンボ

2019/5/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/60 F3.5 ISO 1600 LrC

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観 察 記

2019年5月25日 執念の探索

今回のやんばる訪問で絶対に撮影したい種の一つだった。目星をつけていた池ではそれらしい姿を見たのだが確認できず、夕暮れの暗やみの中では判別がつかなかった。後日もう一度その池で、それらしきトンボがやってきて、ネットインして念願の瞬間を待ちわび確認すると、それはリュウキュウトンボのメスだった。なんだかがっかり、初見なのにがっかりしてしまうこの気分はなんだろうと。そして3日目、今日発見できないと悲壮感が増してくる。そこで急遽予定変更し、別の場所を探すことにした。時間に余裕がない為焦る。そして目星をつけた池に向かう途中、樹林に囲まれた小さな池を発見した。まだ陽があるのでベニトンボやハネビロトンボがバトルをしている。でも陽が沈むと出てきそうな雰囲気バリバリである。そこは帰りに寄るとして、ネットで目星をつけた池に行くが、そこはとてもいそうな所ではなかった。そして、ちょうど陽が落ち、先ほどの池を覗きに行く。いい感じで池がすっぽり日陰の中にはいっていた。池の淵でじっと待っていると、茶色の細い固体がちょこまかと飛んでいる。すかさずネットインして確認するとオオメトンボのオスだった。すると池に何頭ものオオメトンボが出現し、気が付くと10頭以上は群れている。今までの池での探索はなんだったんだろうと思うくらいの数である。これだけいればゆっくり観察できる。オス・メス両方演出撮影を終え、ちょこまか飛ぶオオメの飛翔撮影にチャレンジするが、薄くらい中での撮影はカメラを手持ちでは厳しい。そこで三脚で置きピンに変更。目の前をちょこまか飛ぶ固体をめくら打ち。そしてなんとかバリピンとまではいかないが撮ることができた。1時間ほどオオメトンボと遊ぶ時間がとれてほっとした。

観察記