エゾカオジロトンボ

準絶滅危惧 NT

  • 【科】トンボ科
  • 【属】カオジロトンボ属
  • 【和名】エゾカオジロトンボ
  • 【学名】Leucorrhinia intermedia ijimai

カオジロトンボをひとまわり大きくしたようなトンボ。北海道の道東地方のみに分布。平地の森林に囲まれた挺水植物が繁茂する池沼や湿地に生息し、5月下旬から7月末頃まで見られる。同属のカオジロトンボより早くに出現する。

オス ♂

エゾカオジロトンボ

2025/6/21 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/640 F6.3 ISO 400

エゾカオジロトンボ

2025/6/21 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1600 F7.1 ISO 1000

メス ♀

エゾカオジロトンボ

2025/6/21 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/2000 F7.1 ISO 2500

エゾカオジロトンボ

2025/6/21 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/2000 F7.1 ISO 3200

広告・PR

ソニーストア

観 察 記

2025年6月21日 霧の湿原

遠征3日目、予報どうり昨晩の雨が上がり釧路方面へ向かう。長距離移動だが、ほとんど信号がないので予定より早く現地に到着。時折薄日が差して期待が大きくなる。しかし、現地に到着すると霧が発生し始めた。このような天気でいるのか心配になった。水辺まで獣道を進むがヒグマが出てくるのではないかと不安にかられる。それにしても不気味なほど静かだ。沼が見えてくると、草むらから1頭のトンボが飛び立った。すぐにとまったので望遠で撮影し確認すると、エゾカオジロトンボだった。こんな天気でもいてくれてホッとした。水辺を覗くと縄張りをはっているオスがいる。すると、いきなりメスがやってきて産卵を始めた。こんなチャンスがやってくるとは、思いもよらなかった。すぐにSSを上げ、ISOをオートにし、高速連写しまくった。およそ1分ほど産卵をし、高い木の上へ消えていった。霧もだいぶ立ち込めてきて、エゾカオジロもいなくなった。湿原を眺めていると、200mほど先の森に黒い物体が動いたように見えた。まさかのヒグマかと思いカメラで確認すると、カラスだった。カラスがあんな低い木の陰でバタバタしているとは思わなかったので、かなり焦った。トンボの姿も見れなくなったので撤収となった。

観察記