ベニトンボ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】ベニトンボ属
  • 【和名】ベニトンボ
  • 【学名】Trithemis aurora

オスは成熟すると全身紅色に染まる。その名のとおりのトンボだ。九州から沖縄地方、四国南部まで分布している。おもに平地や丘陵地の流れがせきとめられた挺水植物が繁茂する沼や滞水などに生息。八重山地方では3月から出現し11月まで見られる。

オス ♂

ベニトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 200 LrC

ベニトンボ

2008/10/29 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/320 F2.8 LrC

メス ♀

ベニトンボ

2008/10/29 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/400 F2.8 LrC

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観 察 記

2023年5月27日 高い所が好きみたい

このトンボは、木の上の葉や電線で休息しているのをよく見かける。林道でせわしなく摂食飛翔しているトンボを眺めていると、このトンボは我関せずと言わんばかりに、ずっととまっている。そのせわしなく摂食飛翔をしているトンボがなんなのかを見極めたかったが、結局何トンボかわからず消えていなくなった。

観察記

2019年5月24日 気が強い

沖縄北部の河川やその周辺では必ずといっていいほど、たくさんたわむれている。あまりの数の多さに真剣に撮影せず、他のトンボに夢中になってしまう。それでも気になって撮影したのがこの一枚。紅色でとても綺麗だ。しかし、このトンボ、小さいわりに気が強く、大きなトンボにも争いをしかける。

観察記

2005年7月22日 必ずいる

石垣島を走り回っていると、水辺には必ずこのトンボがいる。とにかく紅色がすごすぎてかなり目立つ、島に行くと試し撮りの相手である。まずベニトンボでカメラの調子をみながら本命にうつる。オスは警戒心が強いが、メスは意外におとなしい。でもオスの翅脈の紅色の綺麗さはなんともいえない。

観察記

2005年6月11日 サトウキビ畑

初めての石垣島、どんなトンボがいるかわくわくドキドキ、同僚がトンボのいそうな場所へ連れて行ってくれた。その場所では、初めて見るオキナワチョウトンボやホソミシオカラトンボ・マサキルリモントンボと心の中で悲鳴をあげながら撮影に没頭した。そして夕方、夕日のきれいな海へ行き、サトウキビ畑でキビをもいでかじっていると、水路の草にトンボがとまっていた。近づいてよく見ると、見たことのないトンボ。とにかく撮影、帰京してから図鑑とにらめっこし、ベニトンボのメスとわかった。

観察記