石垣島・西表島遠征記

2024年5月17-19日

西表島

サザンイーグル

5時半に起床、外の天気は激しい雨。天気予報に裏切られたと思いがっかりする。朝食を食べている間も雨が上がる気配はない。もう雨でも仕方がないなと決意し、雨のジャングル探索を決行することにした。離島ターミナルに到着し、出航まで待つが、雨が上がる気配はない。雨雲レーダーを見ると、この雨は数10分でなくなる予想。少し希望が持ててきた。時代は変わり、八重山観光のアプリで事前予約をすると、アプリ画面を見せて乗船することができる。便利な世の中になった。19年ぶりの西表島へ向けて出港。港を出て、小浜島の横を通過していると、雨が上がり晴れてきた。そして虹がかかっている。ひょっとしてこのまま晴れてくれるのかと期待が高まる。天気予報の波の高さは1.5m~2mだったが、揺れも少なく浪は穏やかだった。

観察記

やまねこレンタカー

突然の日程変更を受け入れてくれた、やまねこレンタカーさんには感謝しかない。送迎バスに乗ると、やまねこのぬいぐるみにほっこりさせられる。早速レンタカーを借りて現地へ向かうとレンタカー進入禁止の看板が出てきた。レンタカーにはドライブレコーダーが装備され、走る度に西表島の注意事項がアナウンスされます。世界遺産にもなり、観光客へ注意喚起を促している。さて、晴れ間も出てきて、気温は上昇、湿度も半端ない。ここから歩いてジャングルの中へ入っていく。目標の種に出会えるかワクワク感と不安がよぎる中、出発した。

観察記

ホソミシオカラトンボのメス

出発してすぐ、田んぼのそばにトンボがとまっていた。一瞬タイワンシオカラトンボかと焦るが、ホソミシオカラトンボのメスだった。石垣島ではオスしか見れなかったが、こんな日当たりのよい場所にいて驚いた。しかし、林道入り口までこの1匹しかいなかった。19年前に来たときは、車をとめてすぐにいろいろなトンボが飛び交っていたので、何か状況が違うと思ったが、直前まで激しい雨だったので、これから出てくるのではないかと期待する。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/400 F5.6 ISO 100

ヤエヤマサナエのメス

そして、少しずつ木々が増えてきて、ジャングルの雰囲気が漂ってきた。すると下草から、少し大きめのトンボが飛び立った。木の葉にとまったので見てみると、ヤエヤマサナエのメスだ。こちらも石垣島ではオスしか見れなかったので驚いた。なんだかメスに縁があるなと思いながら、撮影するが高い位置なので、証拠写真程度になってしまった。少し待つが、移動する気配がないので、先へと進むことにした。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/400 F5.6 ISO 100

木のトンネル

ジャングルの中を歩いていて、風が吹くと木の葉の雨水が落ちてくる。ただでさえ湿気がすごく汗でシャツが濡れてくるのに上から水がポタポタと落ちてくる。カメラに水滴当たらないように注意しながら歩く。昨年は於茂登岳で大変な思いをしたが、西表島の林道はそんなにアップダウンはないが、距離を歩かないと行けないので、これはこれで大変な予感がする。鬱蒼と茂る密林の中は、鳥の鳴き声しか響かない。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/400 F5.6 ISO 100

ホソアカトンボ

密林の中の止水域ではホソアカトンボが生息している。以前撮影した場所へ到着すると早速とまっているオスを発見。他も探してみると縄張り争いをしているオスが数頭いる。晴れてくるとどこからともなくやってくる。今日は夕方の便で東京へ戻らなければならないので、あまり時間をかけていられない。次なる目的地へ進む。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/25 F5.6 ISO 100

キイロハラビロトンボ

しばらく林道を進んでいくが、トンボの数が少ない。ちょっとした流れのある場所でコフキショウジョウトンボがちらほらいる程度。ヤエヤマサナエやヤエヤマオオシオカラもいなければ何もいない。上空を見てもイリオモテミナミヤンマも飛んでいない。ただひたすら何もいない林道を歩いているだけである。歩くのが早いせいか息子との距離が遠くなってしまった。携帯電話はつながらないので無線で確認する。日曜日だが誰一人歩いていない。したがって単独行動は危険なので休憩しながら待つことにした。そして相棒の姿が見えてきたのでまた歩きだす。枝先に止まっていないか、上空をイリオモテミナミヤンマが飛んでいないか、上ばかり見て歩いていると、後ろを歩く相棒からキイロハラビロがいたと連絡がはいる。なんと、気付かず通りすぎていたのである。意気消沈しながら無心で歩いていたので、一気にアドレナリンが大爆発。まだ距離はあるが、三脚にカメラを設置し、ゆっくりと近づいて行く。石垣でヤエヤマサナエを飛ばしてしまったので、今回は絶対に許されない。まずは遠目から300mmで撮影し、ゆっくり近づく。撮影した写真をピンボケがないか確認し、ホッとした。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 200

オオハラビロトンボのメス

また、林道を進んでいくが、ハラビロトンボっぽいのがとまっているのが見えた。キイロハラビロかと思い近づいてみるとオオハラビロのメスだった。ここまでオオハラビロの姿は全くなかったので、ようやく確認することができた。しかし、メスのみでオスはいなかった。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/320 F4.5 ISO 100

ホソアカトンボのメス

林道脇に川が流れている場所が出てきた。何かトンボが止まっているのが見えたので、撮影して確認してみるとホソアカトンボのメスだった。こんなところにホソアカトンボのメスがいるので驚いた。オスは止水域で群れていたが、メスは相当離れた場所にいる。それともこの辺にホソアカの生息環境でもあるのかなと思った。それにしても、本当に今日はメスばかりに縁がある。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1600 F3.2 ISO 200

仲間川展望台

そして林道を歩き続け、ようやく展望台に到着。手前の坂はちょっと急で、かなりきつかった。ここで少し休憩し、汗でびっしょりになったシャツを乾かす。持っていた水分をがぶ飲み。普段あまり歩くことがないのでへばってしまった。息子のGPSで往路の歩いてきた距離を聞いて愕然とし、復路も同じ距離を歩くのかと意気消沈。キイロハラビロの写真が撮れていなければ相当落ち込む状況だ。時間があれば、このベンチで少し昼寝でもしたいが、今日帰らなければならないので、ここで折り返して戻ることにした。

観察記

ひたすら歩く

今度、西表に来る機会があれば、絶対に西表で泊まろうと思った。船と飛行機の時間に追われ早く戻らなければならないからだ。帰り道は早歩きでひたすら歩く。キイロハラビロを撮影した場所で、もう一度探すと、メスっぽいのがいた。結構大きいのでキイロハラビロのメスだ。ゆっくり近づくが飛ばれてしまった。木の葉にとまったが、高い位置なので翅しか見えない。少しここで休憩しながら降りてくるのを待つが、全く動く気配がない。残念ながら時間もないのであきらめて歩き出す。息子のGPSで車の場所まであと何km?と何度も聞くようになってしまった。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1250 F3.2 ISO 100

ヒメトンボ

道の水たまりに小さなトンボがいた。ヒメトンボだ。ヒメトンボの写真を全然撮っていなかったので撮影することにした。おとなしくじっとしているのでマクロで撮影。ナニワトンボを小さくしたみたいなトンボでかわいらしい。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1250 F3.2 ISO 100

もう一度ホソアカトンボ

ひたすら歩き続け、ようやくホソアカトンボの撮影場所に戻ってきた。マクロで撮影したかったので、もう一度撮影する。この時間は縄張り争いはせず、おとなしくとまっている個体が多い。かなり近づいても逃げる気配がないのでゆっくり撮影。すると大型のヤンマが飛んできた。リュウキュウカトリだ。探メス飛翔をしていて、せわしなかった。すぐにその場を離れどこかへ消えてしまった。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/1250 F3.2 ISO 100

HAEMI

やっとの思いで車まで来た。この林道歩きはきつかった。それでも目的のトンボが撮影できたので嬉しかった。お腹がかなりすいたのでランチをしにHAEMIに向かった。日曜日とあって、開いている店は少ない。したがって、この店にレンタカーがどんどん集まってくる。店内はジャズバーの雰囲気でいい感じだ。タコライスを頼むとヤエヤマそばもついてきた。相当な距離を歩いたあとだけあって、飯がとても美味しかった。

観察記

前良川

天気がだいぶ怪しくなってきた。レンタカー返却時間まで30分くらいあるので、サキシマスオウの群落へ来た。しかし散策路は破損しており、立ち入り禁止となっていた。前良川でマングローブ林の撮影。そろそろ時間なのでやまねこレンタカーへ戻ることにした。

観察記

SONY α99M2 Distagon T* 24mm F2 ZA SSM 1/160 F10 ISO 100

西表島大原港

レンタカーを返却すると雨が降ってきた。不思議なもので、トンボ観察している時だけ晴れてくれた。神様に感謝です。石垣港へ向かう船は、行きに乗ったサザンイーグルより大きい。帰りの船ではさすがに疲れ果てて寝てしまった。

観察記

石垣空港

石垣空港19時20分発の便は、羽田到着がほぼほぼ遅延する。前回、荷物を受け取るのに終電ギリギリ5分前の受け取りで電車まで猛ダッシュ。死にそうなほど大変だったので、今回は空港にあるヤマト宅急便で送ることにした。しかしヤマトがなかなか見つからない。事前に空港にあることは調べていたのだが、スマホで確認すると、空港の外だった。キャリーバックを引きながら歩いてヤマト営業所まで行った。カメラ関係はバックバックに入れてそのまま飛行機で持ち帰るので、キャリーバックは服と三脚など急ぎでない物をつっこんだ。翌日の飛行機に載せられば2日後には送り届けられるとのこと。荷物を預け、夕食を食べることにした。空港にはオープンスペースに、3件の食事提供業者が入っている。そばは飽きたし、前回寿司を食べたし、今回はいしなぎ屋がやっていたので石垣牛のハンバーグ定食にした。牛100%は違いますね。昨日、生きている石垣牛を見てせつなくなったのだが、美味しくいただいてしまった。外は相変わらずの雨、無事離陸し、やはり若干遅れて羽田空港に到着。荷物を引き取る手間がないので、焦ることなく、ゆっくり電車に乗って帰ることができた。今まで南国の暑い島にいたので、東京の寒さに驚いた。毎度のことだが、南国から帰ってくると翌日の仕事が憂鬱になる。

観察記

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