西表島遠征記

2025年9月5-7日

西表島 初日

前泊は那覇

今回、西表島だけで2泊3日の遠征を計画した。西表島へ行くには、石垣港から船で行くしかない。石垣島へは空路で行くのだが、直行便は朝早いため、今まで羽田で前泊していた。早朝6時45分発の直行便は10時前に石垣空港へ到着するが、荷物の受け取りやレンタカーの受付等で、実際に行動できるまで時間を要し、離島ターミナル10時30分発の大原行きの船には間に合わない。次の便は昼過ぎのため、非常に時間がもったいない。したがって、仕事を早めに切り上げて、沖縄行きの最終便で行き、空港そばのホテルで前泊する作戦に出た。那覇発の石垣行だと8時半に石垣空港へ行けるからだ。しかし、またもや遅延が発生。台風の影響で、折り返し便の到着が遅れている。前回も1時間遅延して最悪な事態となったが、今回は前乗りなので無事に飛んでくれればいいと思っていた。途中、台風の横を通過するとき、かなり揺れたが、30分遅れで那覇空港へ到着。しかし、ゆいレールの終電はなくなり、タクシー乗り場へ行くと、この飛行機に乗っていたほとんどの人がタクシーを利用するため、ものすごい行列となっていた。それでもタクシーの数も半端なく、あらかじめわかっていたのかピストン輸送で30分も待たずに乗れた。しかし、就寝したのは深夜1時、早朝5時起きなので4時間しか寝られない。過酷な弾丸ツアーの始まりだ。

観察記

石垣島到着

ホテルグランビュー赤嶺は、午前5時45分にレストランがオープンする。6時11分のゆいレールに乗るため、急いで食事を済ませる。目の前が赤嶺駅なので、余裕を持って那覇行きに乗車できた。飛行機は、定刻通りに石垣空港へ到着し、荷物の受け取りもスムーズで、予定より早く離島ターミナル行きのバスに乗ることができた。

観察記

CAFE CAFFARON

空港から路線バスで、おおよそ30分ほどで離島ターミナルに到着。時間に余裕ができたのでカフェでゆっくりすることにした。前日からあわただしかったので、ようやく一息つける時間となった。沖縄に来たら、黒糖ラテ。おしゃれな空間で、今日のスケジュールを確認し、妄想にひたる。

観察記

石垣港離島ターミナル

大原行きの出発時間がせまってきたので、桟橋へ移動。桟橋まで歩いていると具志堅さんの銅像があった。今まで全く気づかなかった。石垣が生んだ偉大なチャンピオンだ。

観察記

大原港

石垣港を出港し、50分ほどで大原港へ到着。1年4か月ぶりの西表島だ。

観察記

西表島エコツーリズム

西表島でトンボ観察を行うには、立入制限区域に入らざるを得ない場所がある。そのため、今回はエコツーリズムの立入許可申請を行い、現地で講習を受けることにした。レンタカーの受付を済ませ、指定された時間と場所に向かい、講習を受講。スマートフォンには立入制限許可の「立入承認証」が表示されていることを確認。現地に入る際には、QRコードを用いて入域登録を行う仕組みになっている。

オキナワチョウトンボ

立入制限区域に入る前に水辺を散策することにした。まずスーパーで弁当を買い、水辺を飛び交うトンボを見ながら昼食。するとオキナワチョウトンボやサイジョウチョウトンボが多数群れていてにぎやかだ。早く撮影したい気持ちを抑えながら弁当を食べるのだが、量が多くて時間がかかってしまった。

観察記

サイジョウチョウトンボ(種間雑種)

サイジョウチョウトンボの撮影をしていると、翅の色がくすんでいることに気づいた。これは、種間雑種ではないかと思った。そして、他の個体を探すと、純血と思われる個体がいた。しかし、純血の個体は雑種よりも小さく感じる。雑種は別種のようだ。雑種よりも純血個体の撮影をしたいので、雑種そっちのけで純血個体を追い求めた。

観察記

サイジョウチョウトンボ(純血個体)

サイジョウチョウトンボの純血個体を撮影しようと試みるが、動きが早くてファインダーに捉えることができない。しかし、じっと観察していると、行動パターンが一定で、一瞬ホバリングをする瞬間がある。そこを狙って置きピンで撮影を試みるが、ピントが合うのは奇跡に近い。3時間ほど粘ればピントの合った写真が撮れるかもしれないが、次の目的地へ向かわなければならないため、途中で断念した。

観察記

立入制限区域

講習で習った手順に従い、立入制限区域に入域。車を止める場所には監視員の車が停まっており、無断侵入者の監視を行っていると思われる。スマホには「立入承認証」をすぐに提示できるように準備した。

観察記

ホソアカトンボ

しばらく歩いていくと、トンボ観察に適した環境を見つけた。薄暗い水辺には、オオメトンボが所狭しと飛んでいる。暗い中での飛翔撮影は非常に難しいため断念し、他のトンボを探すと、ホソアカトンボを見つけた。かなり老熟したオスである。コナカハグロのメスもいたが、全身に粉が吹いており、驚いた。蒸し暑い密林の中を探索していてたので少し休憩しながらのトンボ観察。

観察記

ヤエヤママダラゴキブリ

さらに奥の方へ歩いて行くと、変わった虫が止まっていた。日本最大のゴキブリ、ヤエヤママダラゴキブリだった。家で見るゴキブリと違って、まだ耐えられるレベルだった。他に、サソリモドキがいないか石をはぐったりしたが、出てくるのはカニばかりだった。

観察記

少ないというか

目的地に到着したが、かなり疲れた。バックパックには重いカメラ・レンズや機材、三脚を装着しており、総重量は10kgを超えている。また、暑くて湿度の高い悪路を長距離歩いたため、かなりの疲労が蓄積された。陽もだいぶ傾き、目的のトンボ撮影の準備を整え、出現を待つ。しかし、全くトンボの気配はない。しばらくすると、空高く飛ぶヤンマを目撃したが、通過するだけで何ヤンマかは特定できなかった。周囲を見渡しても、何もいない。少ないというよりも、全くいない状況だ。意気消沈しながら帰り支度を整える。月明かりの中、密林を歩きながら帰路につくが、かなり疲れた。

観察記

HAEMI

宿に到着し、シャワーを浴びる。夕食をしに町を徘徊するが、営業しているお店が少ない。事前に調べていたお店は臨時休業のようで、空いているお店は予約者のみとか、20時半で閉店するなど、夕食難民になってしまった。以前ランチを食べたお店が営業していたので、そこへ行くことにした。石垣島と比べて西表島はお店が少なく、早い時間に閉店するため、注意が必要だ。それにしても、ここが営業していて本当に良かった。もちろん、オリオン生で乾杯し、この遠征が無事に終わることを祈った。

観察記

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