広島遠征記

2024年6月1-2日

宮島エリア

宮島コーラルホテル

広島遠征での宿泊先を宮島に近い、宮島コーラルホテルを選んだ。そのかいあって、昨晩は夜の宮島を散策することができた。観光地とあって、宿泊客のほとんどが外国人である。朝食バイキングの時は、いろんな国の言葉が飛び交っていた。朝食後、周辺を散策。今日も天気が良く、今回の遠征最大の目的種、ミヤジマトンボの観察だ。

観察記

出航

港にメンバーも集結し、いよいよミヤジマトンボの生息地へ向けて出航。生息地へは、陸路で行くのは大変厳しいのでチャーター船で向かう。船長は宮島の海を知り尽くした大ベテランだ。早速、港を出航。波も穏やかで、潮風がとても気持ちが良い。厳島を海から眺めていると山と崖がほとんど。こんな環境にミヤジマトンボが生息しているのかと思った。

観察記

ミヤジマトンボ

厳島の生息場所に到着し、上陸する。桟橋がないので浅瀬にそのまま船から降りるので、ゴム長がないと濡れる。まず、同行いただいている先輩は、ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会のメンバーでもあるので、撮影や立ち入りに関する注意事項の説明をしてくれる。そして生息地に到着すると、すぐにミヤジマトンボの未成熟個体を発見。まず、生息が確認できたのでホッとする。5月中旬に環境省の方がマーキングをされたとのことで、マーキング個体がいたら、番号を報告する。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/500 F5.6 ISO 100

ヒトモトススキ

保護されている柵の中のヒトモトススキにメスがいた。山から流れてくる水と、満潮時に入ってくる海水が入り混じる汽水域で、特殊な環境である。ミヤジマトンボは、このような環境でしか生息ができないので、絶滅に瀕している。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100

マーキング個体

マーキングされている個体を発見。14番てことは、少なくとも14頭にマーキングされているとのことだ。しかし、この後、メスの9番を見つけたが、2頭しか確認できなかった。他のマーキング個体はどこへ行ってしまったのか。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F5.6 ISO 100

抜け殻

先輩が抜け殻を発見、柵の外からフルズームで撮影したが、ちょいとピンボケになってしまった。しかし、よく見つけられたものだと感心してしまった。潮が満ちたりすると、なくなってしまうので抜け殻はなかなか見られないとのことだ。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 250mm 1/250 F5.6 ISO 100

オス

この時期、未成熟個体が多いが、粉が吹いてきている個体も複数いた。まだ全身に粉が吹くより、胸の模様が見える状態のほうがいい感じだ。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/320 F5.6 ISO 100

清掃活動

トンボの撮影も終わり、清掃活動を行う。持ってきた45リットルの袋2枚では足りず、コンビニ袋も活用したが、それでも足りなかったので、ペットボトル類やプラスチックゴミを中心に回収を行った。

観察記

感謝

あっとういう間に時間が過ぎ、時間通りにチャーター船が待っていた。干潮とあって、来た時より100mくらい先まで浅瀬を歩いていき、船に乗り込む。今回、ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会の方や、船を出してくれた船長さんのご協力により、本種の撮影をすることが出来た事に、大変感謝申し上げる。初めてミヤジマトンボの生息地に上陸し、その生息環境を見たとき、とても驚いた。この狭い環境でしか生息できないなんて厳しすぎると。人の手で生息環境の保全をし続けないと、いつ絶滅してもおかしくないと非常に危機感をいだいた。獣除けの柵も設置されており、生息環境が荒らされずに済んでいるのは幸いだ。しかし、満潮時に海からの漂流物が入り込み、それが原因で水質が悪くなることが懸念される。今回微力ながら、そういった漂流物の回収と清掃をさせていただいた。また、機会を作り保全活動に参加させていただこうと思う。環境省の方がマーキングされた個体も見受けられたが、マーキング個体数も数字からみて個体数が少なく感じた。学会誌や、聞いた話で感じたことより、実際に現場を見て感じることのほうが大きな意味があったと実感した。今後もこの環境が維持されていくことを節に願う。

観察記

OYSTER FARM

港を後にし、広島市内でメンバーとお別れ、充実した2日間だったので、とても名残惜しかった。広島インターから高速道路へ入り、撮影時の服装のままだったので、PAで着替えと荷造りをする。汗でベタベタなので、このまま飛行機に乗るのもなあと思い、息子が温泉を探す。すると空港そばのインター近くに、日帰り温泉が併設されているホテルがあった。レンタカーの返却時間まで1時間もあるので、ゆっくりと温泉に入り汗を流した。空港へ到着し、お腹がかなりすいていたので、ちょいと早い晩御飯をいただく。せっかく広島に来たので、最後はカキでしめなければとOYSTER FARMに入る。息子はカキフライ定食、オヤジはカキ天丼をいただいた。トンボの遠征で地方を周ることが多いが、その土地のものを食するのも楽しみの一つだ。さて、翌日から6連勤なので、早めの便にしたが、東京はゲリラ豪雨で遅延が発生していた。まじか、30分も遅れるとのアナウンスが入る。しかし、東京の雨が落ちついてきたとのことで、搭乗の遅れが少しで済んだ。離陸待ちもなく、すぐに離陸し一路羽田へ向かう。予想通り羽田手前でかなり揺れた。久しぶりに緊張したが、無事着陸、時計を見たら定刻通りに到着していた。どんだけ飛ばしたんだと思うほど、あっという間のフライトだった。最後に、今年優勝したBリーグチャンピオンの広島ドラゴンフライズは、ミヤジマトンボがモチーフになっている。優勝おめでとうございます!

観察記

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