東信州・諏訪エリア遠征記

2023年9月17-18日

東信州エリア

マダラヤンマ観察会

過去2回連続でマダラヤンマの撮影は空振り。1回目は時期が早すぎ、2回目は時期は良いのだが天候に恵まれなかった。3度目の正直は観察会への参加だった。そして当日、朝早くに現地へ向かう。昨晩の雨の影響で、早朝の上信越道は濃霧がすごい。これは晴れる前触れでもある。そして現地に到着すると、すでに撮影をされている方が数名いらした。観察会の朝礼は9時なので、それまで撮影しようと試みるが、朝早いせいかまだ個体数は少なかった。そして9時になったので朝礼に参加。総勢40名近くでしょうか、結構な人が集まっていた。地元のテレビ局まで来ていて盛り上がりのすごさを感じた。

観察記

マダラヤンマ

マルタンヤンマと人気を二分する、とても美しいヤンマだ。ルリボシヤンマ属の中で最小の大きさだが、複眼や、腹部の水色の部分がとても美しい。トンボ撮影愛好家や、地元の人たちとマダラヤンマを見ながら歓談させていただき、上田市が天然記念物にまで指定し、この美しいトンボを守ろうとしている皆様の熱意が伝わった。そして観察会は午前中に終了し、撮影を含め楽しいひと時を過ごさせていただいた。これを機に毎年参加しようと思った。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/640 F5.6 ISO 200 LrC

東山観光農園

休日は休みとのことだが、観察会のために午前中だけ開店し、参加者に試食用のシャインマスカットまで用意されていた。もちろんスーパーよりは断然安く販売されているので、3パックも購入させていただき、用意してきたクーラーボックスに保管した。昨年購入した秋映リンゴは、まだ店頭に並んでおらず、今年の猛暑の影響でりんごがまだ青いとのことで収穫されていなかった。

観察記

ニコニコ亭

天気が良すぎるのも問題で気温が34度と、熱中症の危険が漂ってきた。この暑さだとマダラヤンマも飛ばなくなるので、昼食をとりにニコニコ亭に移動。朝食はパン一枚なのでお腹もだいぶ減り、体力もなくなってきたのでボリュームのあるハンバーグを注文。このお店は、ソースがいろいろあり、小生はタルタルソースにした。外の暑さとは、うって変わってクーラーの効いた店内が心地よい。しかもこのハンバーグがめちゃくちゃ美味しいのである。事前にネットで調べておいてよかった。人気があるのか、すぐに満席となった。しかし、一度腰を落ち着かせたが最後、動けなくなり珈琲やデザートを注文し、身体が戦闘モードになるまでしばし休憩。

観察記

撮影再開

体力も復活し池に戻ってきたら、トンボ学会の方がいらした。いろいろとお話をさせていただくと、昨年この池で見られたオオイトトンボがいないとのこと。関東でもかなり個体数が減っており、モートンイトトンボの激減と合わせ、心配な種になっている。結局池のガガブタの上でちょろついているのはセスジイトトンボだけである。あと池のへりでアジアが多数。オオイトを探索し池を一周して木陰にくると、なんとマダラヤンマが黄昏ヤンマのようにぶらさっているのである。さすがにこの暑さじゃ、木陰でぶらさがるよね。しかも寒冷地のトンボなのに34度もあるのだから。そんな珍しい写真が撮れたのも、生息地をはしごせず、じっくりと腰を据えて観察できているからかもしれない。今日は、夕方までマダラ一本勝負で来ている。

観察記

SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/60 F5.6 ISO 100 LrC

飛翔撮影に燃える

最近のカメラだとマダラヤンマのホバリングは簡単に撮影できてしまうが、小生はリンゴをバックに流し撮りをすることにチャレンジした。15時過ぎからマダラヤンマも活発に行動開始。ホバリングしたと思ったら、すぐに草にとまってしまう。まだ暑いせいか、とまっているほうが多い。16時を過ぎたころ、池以外の場所でも飛んでいる個体が出てきた。待ってましたとばかりにリンゴがバックにはいる位置で置きピン撮影開始。飛行ルートが同じなので、ある程度予測がつく、石垣島でリュウギンメスを撮影したときと同じである。マダラを綺麗に撮りたかったので、100mmマクロで撮影したが、背景がボケ過ぎて、言われればわかる程度のリンゴの背景となってしまった。トンボにピントを合わすのも大変だがシチュエーションも考えての撮影はもっと難しい。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1600 F2.8 ISO 200 LrC

交尾態現れず

さて、最後に交尾態を待ちわびたが、結局現れず今日の撮影は終了となった。岡谷市に宿を確保しているが、その前に温泉に入りたかったので、別所温泉へ向かう。日帰り温浴施設に到着すると、臨時休館日だった。残念、仕方がないのであきらめ車を走らせていたら、温浴施設が出てきた。「長門温泉やすらぎの湯」、休日とあって混んでいたが、温泉で疲れきった身体を癒したかったので入館。トンボ遠征では、必ず地元の温泉に入るのがお決まりとなっている。温泉出た後、外の気温もだいぶ下がり気持ちがいい。さて、お腹がすいてきたので、諏訪湖へ向かう。時間が遅くなったので夕飯はファミレスですませた。山の上のゴルフ場の中にあるホテルは、日中の気温と違いかなり涼しい。

観察記

SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/500 F2.8 ISO 200 LrC

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