【科】ムカシヤンマ科

【属】ムカシヤンマ属

【和名】ムカシヤンマ
【学名】Tanypteryx pryeri

 

古典的なイメージを持つトンボ、ムカシと名がついているからそう思いたくなってしまう。実は原始的な要素が見られるのでこの名がついたそうです。このムカシヤンマ属は日本と北米に2種しか存在しないそうです。日本特産種で本州から九州で見られますが、生息が確認されてない県もあるそうです。幼虫は湿った土や苔などにトンネルを掘り、その穴ぐらに生息しています。初夏が近づくとそこから顔を出し、羽化の準備を始めます。丘陵地の陰湿な池や沼があるような環境で成虫を見かけます。5月後半から6月終わりころまで見られます。

 

 

ムカシヤンマは午前中、日が出てくると山間の空間を飛んでいます。そして、疲れ?が出てくると降りてきて止まります。

 

 

2021年6月8日撮影

 

 

2021年6月8日撮影

 

 

2021年6月8日撮影

 

 

ムカシヤンマは顔面の地域変異があるとのこと。東日本型は大部分が顔面の額にしか黄色斑はありません。西日本型はアゴの両脇に黄斑が見られます。東京都下の森で撮影した個体ですがアゴの両脇に黄班があるので西日本型の個体がたまたまいたのかもしれません。

 

西日本型:アゴの両脇に黄班がある

2021年6月8日撮影

 

東日本型:アゴの両脇に黄班がない

2021年7月17日撮影

 

 

2021年6月8日撮影

 

後額片に黄班がある(西日本型)

2021年6月8日撮影

 

サナエトンボのように複眼は離れているが、ヤンマと同じ産卵管がある

2021年6月8日撮影

 
 
 

ソニーストア

 
 

 

2021/7/17
 

福島県の湿地にアマゴイルリの撮影メインで出かけた。この日は梅雨明け翌日でいきなり猛暑になるとのことで早朝早くに出かけた。アマゴイルリの撮影を終え違う場所へ移動。息子と湿地へ向かおうとしたら、いきなりムカシヤンマが道路に止まった。想定していないトンボが現れたので驚いた。ムカシヤンマを撮影していると息子のカメラに止まったり、飛び立つと息子の白いシャツに止まったりと、息子は撮影できず苦笑い。他の人のブログでこのような体験記事は読んだことがあるが、まさか自分たちがこのような経験をするとは思わなかった。シャツに止まっているのは雄で、カメラに止まっているのは雌です。人懐っこい感じがして可愛らしいです。

 
 
2021/6/8
 

オフシーズンにムカシヤンマのいそうな所を探していた。今度こそはちゃんとした写真を撮りたいと強い思いでいた。そしてシーズンインし友人にも確実に撮影できる場所を教えていただき梅雨入り前の晴れた今日、撮影慣行となった。目的地に到着し探索するとあっけなく見つけてしまった。こんな間近でゆっくり見るのは初めてだ。最初腹部をピンと伸ばしていたのだが気が緩んだのか、だらんと木に巻きつけるような感じでリラックス。よくよく見ると雌ですね。いきなり雌と遭遇。そしてしばらく歩くともう1匹いた。今度は雄、なんと雄雌撮影できるなんてラッキーです。今までのムカシヤンマ探索はなんだったのか、ずいぶんとハードルの高い探索をしていたものだ。

 
 
2015/5/23
 

オフシーズンにムカシヤンマのいそうな所を探していた。そしてシーズンイン。オフに目星をつけた場所へダメもとでむかってみた。よさげな空間があり、ゆるい細い流れ、コケがある壁面にヤゴがいないか除くがいそうな雰囲気ではなかったので、1分であきらめた。ときおりクロサナエが飛び立ち、ムカシヤンマの姿はなし。また大空振り大会か〜と思いきや、息子が上空から降りてきたムカシヤンマを発見。そして藪の中の木漏れ日の朽木に止まっているのを遠くから撮影。朽木と同化していてわかりずらい。近づいて撮ろうとしたら空高く逃げられてしまった。

https://tombozukan.exblog.jp/21257578/

 
 
2005/5/21
 

このトンボの産地に何度か出向き、撮影を試みるが、ことごとく空振り。そして3年目に別の場所での観察を試みた。先に来ていた方が2〜3頭ほど目撃されており、かなり期待が高まった。しかし、いっこうにその姿を見ることができない。上空から降りてくるのは、すべてクロギンである。このトンボは午前中が行動時間とのことで、昼を過ぎると見るチャンスがかなり減る。しかし、町中にお昼のチャイムが鳴り響き、あきらめムードが漂ってきた。そして12時30分を過ぎ帰り支度を初め歩き出すと、それは天から舞い降りてきたのである。いきなり目の前の枯れ草の上に、すーっと止ったのである。クロギンとは違う大型のトンボ。そおーっと近づくと、それは待ち続けたムカシヤンマである。

https://tombozukan.exblog.jp/238183603/