クロスジギンヤンマ

  • 【科】ヤンマ科
  • 【属】ギンヤンマ属
  • 【和名】クロスジギンヤンマ
  • 【学名】Anax nigrofasciatus nigrofasciatus

胸部に黒い筋が2本あるところからこの名がついた。このトンボは同属のギンヤンマと違い、丘陵地の木が生い茂るような暗い池や、山間の池などに生息、平地の開放水面を主戦場としているギンヤンマとはあきらかに生息環境が違う。本州・四国・九州と南西諸島の北部の一部地域などに生息し、4月ころから6月ころまで見られる。

オス ♂

クロスジギンヤンマ

2023/5/5 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1600 F5.6 ISO 400 LrC

クロスジギンヤンマ

2020/6/7 - SONY α55 DT55-300mm 160mm 1/2000 F5.0 ISO 640 LrC

クロスジギンヤンマ

2015/5/23 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/80 F2.8 ISO 200 LrC

産 卵

クロスジギンヤンマ

2015/5/30 - SONY α55 DT18-200mm 150mm 1/250 F9.0 ISO 200 LrC

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観 察 記

2023年5月5日 クロギン日和

昨日クロギン目的で栃木の山奥に行ったが、池の様相が変わり空振りとなった。今日どうしてもクロギンを撮影したく、予定していたムカシトンボの撮影場所に行く前に、クロギンが生息していそうな池に寄ることにした。最初いるかどうか不安だったが、池に到着すると元気に飛んでいるオスがいてほっとした。早速飛翔撮影に燃える。しかし、クロギンもなかなか飛翔撮影泣かせである。飛ぶコースは一定に見えるが、カメラに反応してコースが変わる。先日のトラフと同じである。クロギンのほうがでかいので撮りやすいと思ったのが間違いだった。SSをあげて撮影したかったが、池面が暗くファインダー内に被写体が入ってもピントが合っているかわからず、仕方なくSSを若干下げて、ISOを400まであげて飛翔撮影をした。なんとか見られる写真が数枚撮れた。

観察記

2021年6月8日 青い複眼のメス

ムカシヤンマの観察で訪れた谷津。ムカシヤンマの撮影がひと段落したので、他のトンボを探していると、小さな水たまりに大型のトンボが、ガサガサと翅音をたてながら所せましと飛んでいる。クロスジギンヤンマのメスだ。ようやく草にとまり産卵を始めたので撮影。複眼がやけに青いので、最初はオスかと思った。もっと全体が撮れる写真が欲しかったが、足場が悪すぎてこの場所ではこれが限界。生き物を撮影するのは本当に難しい。

観察記

2015年5月30日 腕は未熟

山間の木々に囲まれた池には必ずといっていいほどクロスジギンヤンマに出くわす。オスの飛翔撮影をがんばっていると、ふらっと空からメスが舞い降りてきて、産卵を近くで撮影することできた。それにしてもオスの飛翔撮影だが、ゆっくり飛んでいるのにバリピンで撮れない。一向に腕が上がらない最悪な状況はまだまだ続いていた。

観察記

2003年6月29日 演出撮影は難しい

ギンヤンマの仲間に、このようなダークなイメージのかっこいい種がいるなんて知らなかった。池の岸を周回しているオスを網で捕獲し、取り出して見ると胸部に黒い筋が2本あり、瑠璃色に染まった腹部がとてもきれいなヤンマだ。デジタルカメラを持ち、まだ間もない時期だったこともあり、飛翔撮影ができない小生はネットインでの撮影がメインで、暴れる個体を草にとまらせて撮影するのが難しく、苦労の連続だった。

観察記