ナニワトンボ

絶滅危惧Ⅱ類 VU

  • 【科】トンボ科
  • 【属】アカネ属
  • 【和名】ナニワトンボ
  • 【学名】Sympetrum gracile

日本特産種の赤くならない赤トンボの一種で、オスは成熟すると、黒化し、やがて蒼白色の粉が生じてくる。大変貴重なトンボで、産地は極めて局地的。西日本に広く分布し、丘陵地や低山地の樹林に囲まれた浅い水際に生息。6月下旬ころから出現し、11月末ころまで見られる。名前は最初に発見された浪速(なにわ)にちなんでいる。

オス ♂

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/500 F2.8 ISO 400 LrC

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/800 F5.6 ISO 100 LrC

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F2.8 ISO 800 LrC

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/400 F2.8 ISO 200 LrC

メス ♀

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F2.8 ISO 800 LrC

交 尾

ナニワトンボ

2023/9/23 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/500 F2.8 ISO 800 LrC

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観 察 記

2023年9月23日 初、関西遠征

初の関西遠征が実現した。しかし、スケジュールは極めてタイト。飛行機で1泊2日の日程での遠征である。せめて2泊くらいはしたかったが仕事の都合で仕方がなかった。始発電車で羽田に向かい伊丹空港へ。埼玉の天気は雨だが、大阪は曇り時々晴れ。最近、晴れ男が続いている。レンタカーを借り、現地に向かうが昼近くなったので、先に昼食をとることにした。石垣遠征では昼も食べずに強硬したため具合が悪くなったからだ。緑地公園そばの王将でランチを堪能し、いざ出陣。しかし初めての観察場所のため、生息場所はわからず手探り状態で探索する。そして水辺に到着するが、ナニワトンボのとまりそうな場所がなく、きれいに整備されている。奥の方へ進み、湿地のような場所で1匹発見。まずは証拠写真撮影。周辺を探索するが、このオスしかいない。まさか、この1匹しか撮影できないのか、嫌な予感がする。さらに奥の方へ行くが、トンボ自体が少ない(ウスバキ・アキアカネは除く)。リスアカネが2匹と大量のウスバキトンボ、木々の枝先にはアキアカネがいる程度である。時間がないのでとにかく歩き回って探す。するとよさげな環境を発見。近づいてみるといました。お世辞にも水は綺麗とはいえないが、うす暗い木々が垂れ下がる浅瀬の環境が、彼らの住み家だね。

観察記