ムツアカネ

  • 【科】トンボ科
  • 【属】アカネ属
  • 【和名】ムツアカネ
  • 【学名】Sympetrum danae

赤くならないアカネ属のトンボ。オスは羽化後、数日で黒化してくる。寒冷地に分布し、本州では高山地に生息している。名前は陸奥(青森)に産するアカネからつけらた。7月後半から出現し10月ころまで見られる。

オス ♂

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F2.8 ISO 100 LrC

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/400 F2.8 ISO 200 LrC

ムツアカネ

2011/8/28 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/2000 F2.8 ISO 200 LrC

メス ♀

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 Distagon T* 24mm F2 ZA SSM 24mm 1/800 F2.8 ISO 100 LrC

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 Distagon T* 24mm F2 ZA SSM 24mm 1/800 F2.8 ISO 100 LrC

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 100mm 1/640 F5.0 ISO 100 LrC

連 結

ムツアカネ

2023/9/18 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1600 F5.6 ISO 400 LrC

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観 察 記

2023年9月18日 気温15度

地上は35度の猛暑日。標高2100mは、気温15度と涼しい。昨年は黒いアカトンボのマダラナニワトンボを撮影したが、今年はもう一種の、黒いムツアカネを撮影しに標高2100mまで来た。猛暑の中の撮影ばかりで、体力的にきつかったが、ようやく涼しい場所での撮影とあって癒される。3連休とあって駐車場は1台しか空いてなかった。ぎりぎりセーフ、というか危なかった。撮影準備をし、目的地へ行くと、そこはムツアカネの天国だった。黒い物体が白い木道に、所せましととまっている。浅瀬で連結産卵がはじまり、高速連写をするが、まったくピントが合わず玉砕。産卵の早い動きは苦手だ。

観察記

2011年8月28日 天気予報が外れて快晴

さすがに陸奥は遠く、観察するには中部の高山地の方が行きやすい。せっかくの遠征なので、他のトンボとセットで計画をたてる。最近、歳のせいか、車中泊はかなりきつく、安いビジネスホテルに泊まって体力を温存しながら観察を行うスケジュールにした。前日は、ルリイトトンボを目指し、観察地へ行くが、時期が遅かったのと低温と雨の影響で観察できなかった。平日の疲れもたまっていたこともあり、早めにホテルへ行き早々と寝てしまった。早朝5時に起きて次なる目的地に行くが、天気はかなりやばい。予報では午前中は曇りで午後は雨、早めに行って、雨が降ったら切り上げることにして現地へ向かう。早朝の高原は気持ちがよく、気温15度くらいなので半そでだと寒いくらいだ。早朝7時に現地に到着し、池を散策するとタカネトンボが縄張り飛翔していた。タカネは早起きだね、ホバリング撮影に没頭していると、足元の植物になにやら未熟のトンボがいることに気づく。よく見ると小さな赤トンボ系、ひょっとしてムツアカネの羽化?図鑑を見るとそのとおりだった。タカネの撮影をやめ、ムツアカネの撮影に切り替える。すると他の場所でも羽化している個体がいる。ひょっとして羽化シーズンにあたったか。空を見ると予報がはずれ快晴になった。草むらには成熟したムツアカネが見られるようになる。そして、他の池では、交尾産卵のラッシュ。ムツアカネの撮影にはちょうどよい日に来たようだ。

観察記