オナガサナエ

  • 【科】サナエトンボ科
  • 【属】オナガサナエ属
  • 【和名】オナガサナエ
  • 【学名】Onychogomphus viridicostus

中型のサナエトンボで、オスの尾部付属器が長いことからこの名前がついた。日本特産種で本州・四国・九州に分布し、おもに平地や丘陵地の清流などに生息している。東日本と西日本での胸部の黒色条に地域変異が見られる。6月上旬ころから出現し、10月初めころまで見られる。

オス ♂

オナガサナエ

2022/6/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 100 LrC

オナガサナエ

2023/10/3 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 100 LrC

オナガサナエ

2023/10/3 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 100 LrC

オナガサナエ

2019/8/18 - SONY α55 DT55-300mm 180mm 1/1250 F5.0 ISO 200 LrC

オナガサナエ

2019/8/18 - SONY α55 DT55-300mm 300mm 1/1250 F5.6 ISO 320 LrC

メス ♀

オナガサナエ

2023/8/7 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/100 F5.6 ISO 200 LrC

産 卵

オナガサナエ

2019/8/18 - SONY α55 DT55-300mm 210mm 1/1250 F5.6 ISO 500 LrC

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観 察 記

2023年10月3日 清流の支配者

2週連続の遠征だったので、久しぶりの地元の河原だ。朝から快晴で、朝晩も涼しくなりトンボ観察日和。河原ではオナガサナエの勢力がすごい。縄張りに入ってくるトンボを威嚇しまくる。晩夏の清流の支配者だね。河原の石の上では、あちらこちらで縄張りをはっている。今年は猛暑で10月にはいっても暑い日が続いている。川のトンボ撮影は、石の上での撮影が雰囲気があっていい。

観察記

2019年8月18日 産卵に来た

3年ぶりの出会いだが、前回は網の上にとまった状況だった。今回は清流域で活動全盛期のオナガサナエの撮影をすることができた。固体数はあまり多くはないが、オスの写真を撮影していると、突然メスがやってきて産卵を始めた。メスはしばらくホバリングをし、その場で産卵をしていた。正直、オナガサナエのまともな撮影は初めてである。なかなか丘陵地の清流域に足を運ばないから、これだけ時間があいてしまった。ウェダーをはいて川の中でひざまずいてゆっくり撮影ができとても楽しいひと時であった。

観察記

2016年6月17日 網の上とは

清流のトンボ撮影をしていると、網の上に何かがとまった。見なれぬサナエだ。最初何サナエかわからなかった。そしてよくよく見てみると尾が長い。オナガサナエだ。久しく見ていなかったのでわからなかった。まだ成熟したばかりで綺麗な固体だ。写真を撮るには網の上というシチュエーションが最悪なため、なんとか岩のほうへ行ってくれないかと、そっと網を持ち、岩のほうへ行って離す。すると、そのまま空高くまいあがって行ってしまった。

観察記

2004年9月12日 尾が長くない

サナエトンボは尾部に特徴のあるトンボが多いなか、このトンボの尾部は長い。最初に発見したときは電線にとまっていて、なかなか撮影することができず、ネットインしての撮影だった。1ヶ月後に別のトンボを観察に行ったとき、石の上にオナガサナエがとまっていた。オナガサナエの特徴でもある、尾部の長い部分を撮ると、尾部が長くない。よくよく見るとメスであった。

観察記