オキナワサナエ

準絶滅危惧 NT

  • 【科】サナエトンボ科
  • 【属】アジアサナエ属
  • 【原名亜種】アマミサナエ
  • 【和名】オキナワサナエ
  • 【学名】Asiagomphus amamiensis okinawanus

アマミサナエの沖縄本島亜種で、沖縄本島の本部(もとぶ)以北にのみ生息している。山間の清流に生息するが、産地は極めて局地的。胸部の黒条の第一側縫線の黒条が途中で消失している。

オス ♂

オキナワサナエ

2019/5/24 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/200 F4.5 ISO 200 LrC

オキナワサナエ

2019/5/24 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/640 F2.8 ISO 200 LrC

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観 察 記

2019年5月24日 やっと発見

今回のトンボ観察ツアーで撮影プライオリティの高いトンボの一つだった。渓流域に行けば必ず見れるだろうと、思っていたが、どの渓流域でもその姿を見ることはできなかった。時間帯も悪かったのかもしれない。サナエトンボ系は午前中が撮影に適しているのだが、午後2時以降に現地到着というスケジュール。いろいろとつまっていての工程でそうなってしまったのだが、見つからないと焦りもでてくる。やんばるではスマホがつながるところは少ない。ほぼ圏外である。したがってネットで探すにも林道から離れなければならい。仕方がないので一旦携帯がつながるところまで移動。そしておぼしきところを見つけそこへ向かう。そこがダメだったら諦めるしかなかった。そして現地到着。見るからにいそうな雰囲気。河原に降りるがトンボの姿がない。悲壮感がただよってきた。河原を少し上流のほうへすすむとカラスヤンマが数頭群れていた。しかも低く飛んでいて絶好の飛翔撮影チャンス。しかし、目的はオキナワサナエ、カラスヤンマはどこでも見れるので撮影を我慢しオキナワサナエを探す。そして草むらを掻き分けた岩の上に1匹たたずんでいた。ついに発見。逃げられないように遠目から撮影。ようやく撮れた。しかしこの固体は飛び立つとホバリングをし、飛翔撮影の絶好の状態を作ってくれたにもかかわらずブレブレの最低写真の連発。すごくなさけなくなってしまった。そしていつの間にかこの固体はいなくなっていた。前後100m近く探すが見つけることはできなかった。今思えばなんと強運だったのだろうと思った。

観察記