モイワサナエ

  • 【科】サナエトンボ科
  • 【属】ダビドサナエ属
  • 【和名】モイワサナエ
  • 【学名】Davidius moiwanus moiwanus

ダビドサナエに酷似した細身のサナエトンボ。日本特産種で北海道では、ごく普通に見られるが、長野・新潟・栃木・群馬・茨城以北の地域では普遍的に見られる。おもに丘陵地や山地の少し暗い流れに生息している。成虫は6月中旬から出現し8月中旬ころまで見られる。北海道の札幌にある藻岩山で最初に発見されたことからこの名がついた。胸部の黒条に地域変異があり、通常は途中で消失しているが、北海道ではつながっているのもいるという。

オス ♂

モイワサナエ

2006/7/22 - SONY DSR-TRV30 F1.8 42.0mm 1/500 F9.6 LrC

モイワサナエ

2006/7/22 - SONY DSR-TRV30 F1.8 42.0mm 1/500 F9.6 LrC

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観 察 記

2006年7月22日 いきなり信州

突如、長野方面に行くことになった。急を要するので3時に起き、早朝4時に出発。目的地に7時前に到着。あたりは濃霧。緊急の用事が済むと、そのまま帰るのがもったいないので、トンボがいそうな池や湿地を散策した。高山地のトンボが狙えると思い、かなりわくわくしていた。10時ころになると晴れてきてトンボも活発に動き出した。よさげな湿地があり、近づくとカオジロがいた。いきなりの新種で夢中になって撮影した。そしてサナエもいたので撮影した。のちにこれがモイワサナエとわかったのだが、撮影したなかにコサナエが混じっていた。こんな高地にコサナエがいるとは驚いた。

観察記