コオニヤンマ

  • 【科】サナエトンボ科
  • 【属】コオニヤンマ属
  • 【和名】コオニヤンマ
  • 【学名】Sieboldius albardae

小鬼ヤンマという名前はオニヤンマよりやや小さいということでついた。しかし、このトンボはヤンマではなくサナエで、サナエの中では最大の大きさだ。丘陵地や低山地などに流れる河川に生息し、北海道から本州・四国・九州などに分布している。5月下旬から出現し9月中旬まで見られる。

オス ♂

コオニヤンマ

2010/7/18 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F3.5 ISO 200 LrC

コオニヤンマ

2022/6/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/60 F5.6 ISO 100 LrC

メス ♀

コオニヤンマ

2023/10/3 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 200 LrC

コオニヤンマ

2022/9/10 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/320 F5.6 ISO 100 LrC

コオニヤンマ

2021/6/8 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/80 F5.6 ISO 100 LrC

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観 察 記

2004年6月19日 車に激突

初めて見たときは、なんてでかいんだ、オニヤンマよりでかいのではと思ったくらいだ。だから小鬼と名がついたんだと思った。河の中流域には必ずと言っていいほど見かける。縄張り争いも激しく、かなりの翅音をたてて争う。林道を車で走行しているとき、いきなりフロントガラスに何かがぶつかってワイパーにはさまった。車をとめて捕まえて見るとコオニヤンマのメスだった。とくに被害はなかったようだ。駐車場の柵にとめて撮影し、しばらくすると飛んでいった。ハチがあたったときもかなりびっくりするのだが、この大きさのトンボがあたると、かなりびっくりするものである。

観察記

2003年6月1日 小雨の中の羽化

息子が腕を骨折してから一か月がたち、ギブスも取れたので久しぶりのトンボ観察に出かける。清流にはたくさんのトンボが出ているとのことで楽しみであった。しかし出かける直前、どしゃぶりの雨。天気予報では午後には曇りとのことでダメもとで出発。現地に到着するとまだ小雨がぱらついている。それでもたいした雨ではないので橋の下に行き、橋げたを見ていると、なんとコオニヤンマが羽化していた。でかい。そして河原の草むらを散策すると、なんとコオニヤンマの羽化ラッシュである。あちらこちらで羽化している個体がいる。息子と喜びながらじっと羽化の様子を撮影したのである。するといつの間にか雨はあがり、コオニ以外のトンボも草むらから飛び立つ姿が見れるようになった。

観察記