【科】サナエトンボ科

【属】ヒメクロサナエ属

【和名】ヒメクロサナエ
【学名】Lanthus fujiacus
 

クロサナエに非常によく似ていますが、胸部黒条が1条なので区別がつきます。日本特産種で本州・四国・九州に分布し、おもに山間の渓流に生息しておりますがかなり局地可しております。東日本と西日本での地域変異が見られます。4月末ころから出現し、6月中旬ころまで見られます。

 
 
雌は胸部の下からでている短い黒い条が途中で切れていて、後ろ側の翅の付け根まで伸びている黒い条とくっつかないため、雄との違いがわかります。
 

 

2021年5月3日撮影

 

 羽化したばかりの未熟固体

2004年5月8日撮影

 
 
 

ソニーストア

 
 

 
2021/5/3
 

久しぶりにムカシトンボの観察目的で渓流域に出かけた。ムカシトンボは元気に飛び回り、とても飛翔撮影ができるようなレベルではなかった。そうしていると水面から飛び立つトンボがいた。ダビドサナエかなと思って近づいて胸の黒い条を確認すると、なんとヒメクロサナエだった。17年ぶりの再開。全く想定していなかったのでびっくりである。時折、木上から降りてくる小さなサナエはヒメクロサナエの可能性が高い。しかし近づいて撮影しようとすると、すぐに逃げられてしまう。すごく警戒心が強い。草むらに止まっている個体がいないか探索すると1匹いた!しかし何か変だ。羽化に失敗した個体である。胸の黒色条と尾部付属器からして雄である。それにしてもヒメクロのまともな写真が撮れない。小生にとって難易度の高いトンボである。

https://tombozukan.exblog.jp/240957285/

 
 
2004/5/8
 

家族で渓流域にトンボ観察へと出かけた。この日は絶好のトンボ日より。そして渓流について早速川に下りてみると、ヤゴが岩場にあがって羽化している固体が数頭いる。歩くと未熟個体がつぎつぎと飛び立つ。追っかけて撮影、子供たちも次々見つけ、せかされます。そして、クロサナエの観察の時に、1種だけ違うのが混じっていた。家に帰って図鑑で調べてみると、ヒメクロサナエだった。以前、ダビドサナエを観察したときにも羽化個体が混じっていた。クロサナエに比べると、数が少ないように感じた。

https://tombozukan.exblog.jp/238175278/