クロイワカワトンボ

  • 【科】カワトンボ科
  • 【属】クロイワカワトンボ属
  • 【和名】クロイワカワトンボ
  • 【学名】Psolodesmus mandarinus kuroiwae

石垣島と西表島の特産種。胸部は緑色の金属光沢に、青白い粉が溝のようにふいていて、翅の先に黒い斑紋があるのが特徴。山間の森林に囲まれた陰湿な渓流に生息。行動範囲は広く、渓流から離れたじめじめした林の中でもときおり見かけることがある。名前は明治時代に沖縄の昆虫相の解明に貢献した黒岩氏にちなんだもの。

オス ♂

クロイワカワトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/125 F2.8 ISO 1600 LrC

クロイワカワトンボ

2008/8/28 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/60 F2.8 LrC

クロイワカワトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 180mm 1/100 F5.6 ISO 200 LrC

メス ♀

クロイワカワトンボ

2023/5/27 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 280mm 1/50 F5.6 ISO 800 LrC

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観 察 記

2023年5月26日 陰湿な空間

鬱蒼と茂っている木々の間を流れる川にこのトンボはたくさんいる。気温と湿度が高い南の島のジャングルでの撮影は気力と体力がものをいう。陰湿な湿った空間を好むクロイワカワトンボは警戒心はそこそこあるのだが、慣れてくると逃げないでじっとしていることがある。そこをうまく狙うのだが、いかんせん暗い空間にいるので、カメラの設定をいじっている間に被写体はすでにどこかにいっている場合が多々ある。この時期のクロイワカワトンボは、まだ青白い粉をふいていない若い個体が多い。内地の無色透明翅型のカワトンボに似ている。

観察記

2005年7月27日 こんな所に人が

陰湿な空間が好きなこのトンボの撮影に苦労した。コンデジだと暗すぎてピントが合わない、したがって、ゴミになる写真が山ほど発生する。石垣島で初めて出会ったときは、ほんとにハブが出そうな渓流で群れていた。しかし、びっくりしたのは、その陰湿な場所にある廃墟の小屋で寝ていた人がいた。沖縄ブームで自転車を飛行機に載せて、やってきたのでしょうが、こんな所でよく寝れるなあと関心した。自分は怖くてとてもじゃないけど寝袋一つでこの場所では寝られない。

観察記

2005年7月24日 初、西表島

西表島に初上陸!東洋のガラパゴスといわれる超大自然の島は魅力満載である。今回友人の叔父さんたちと一緒に西表島観光をした。野生生物保護センターへ立ち寄ると、イリオモテヤマネコのはく製がある。こんなかわいい山猫がジャングルに生息しているのだが、絶滅に瀕しているそうだ。一度見てみたいが、そう簡単に見れるものではないらしい。館内を見てまわるとクロイワカワトンボの分類について説明看板がある。八重山のトンボは台湾との関係が深そうだ。

観察記