アオハダトンボ

準絶滅危惧 NT

  • 【科】カワトンボ科
  • 【属】アオハダトンボ属
  • 【和名】アオハダトンボ
  • 【学名】Calopteryx japonica

オスは翅脈が青藍色に輝くカワトンボ。腹部も青い金属色をした部分が多いことから、この名前がついた。本州から九州にかけて生息、5月初旬から7月末ころまで見られる。平地や丘陵地の水生植物が繁茂する清流に生息。

オス ♂

アオハダトンボ

2022/5/10 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1250 F5.6 ISO 250 LrC

アオハダトンボ

2022/5/10 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100 LrC

アオハダトンボ

2016/6/1 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/250 F3.2 ISO200 LrC

メス ♀

アオハダトンボ

2022/5/10 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F3.2 ISO 200 LrC

アオハダトンボ

2017/6/23 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F3.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2017年6月23日 水面すれすれ

キイロヤマトンボの撮影の合間にアオハダトンボを撮影する。水面ギリギリのところを撮影するにはウェダーを履いて川の中でひざまずく、そしてカメラのファインダーは覗けないので、モニターをチルトし水面すれすれのところで画面を見ながらピントを合わせる。レンズフードが水につきそうだ。そこまでの動作で被写体が逃げないでいてくれるかが闘いだ。100mmマクロなのでかなり寄らなければならなかった。アオハダは結構敏感なのですぐに移動してしまう。しかし時間をかけてゆっくりと近づき無事逃げないでいてくれた。そうやって撮れた写真は格別な思いがある。

観察記

2016年6月1日 風は大敵

河川中流域でのトンボ撮影。やはりこのトンボの翅、開く瞬間のきれいな青藍色の金属光沢をばっちり撮りたい。低い姿勢で撮影できるようにウェダーを着用、これで川にひざまずいて撮影ができる。しかし、天気は良いのだが、風が強い、トンボ撮影の敵は風、トンボがとまる草等は風で揺れピントが合わせられない。そんな中、意地でも撮影するため根気が試される。トンボ撮影は気力との戦いだ。

観察記

2005年6月5日 潜水するトンボ

このトンボの翅の輝きは、見るものを魅了する。青藍色の光沢は、陽のあたりかたで変化する。その翅の輝く色を撮りたくて、夢中になっていると、いつのまにかお尻が水につかりびしょ濡れになってしまう。オスの翅の輝きは魅力的だがメスの水中産卵も見ていて面白い。交尾を終え、メスは単独で茎にしがみつき、じりじりと潜水していく。その姿は他のトンボと違って実におもしろい。しかし、こちらがじっと見ているとせっかく潜ったのにすぐに浮上してきて他の場所へ移動する。警戒されているのがわかる。

観察記