セスジイトトンボ

  • 【科】イトトンボ科
  • 【属】クロイトトンボ属
  • 【和名】セスジイトトンボ
  • 【学名】Cercion hieroglyphicum

このトンボはムスジイトトンボ・オオイトトンボに非常に似ている。ムスジイトトンボと混生していると見分けるのに苦労する。ほぼ日本全国(南西諸島以外)に分布しているが、北海道や東北では希な存在。平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する池沼や用水路などに生息。5月初旬ころに出現し9月末ころまで見られる。オス・メスとも胸部の黒条の中に筋がはいるのが特徴で、眼後紋はやや大きい。メスの黒条に入る筋はオスより目立つ。オスよりメスのほうがやや大きい感じがする。

オス ♂

セスジイトトンボ

2022/5/20 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 210mm 1/500 F5.6 ISO 100 LrC

セスジイトトンボ

2021/5/15 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 280mm 1/320 F5.6 ISO 320 LrC

メス ♀

セスジイトトンボ

2022/5/5 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100 LrC

産 卵

セスジイトトンボ

2016/6/8 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F2.8 ISO 200 LrC

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観 察 記

2010年5月16日 藤色の体色

デジイチデビューし、マクロ撮影がしたくて近所の池でセスジの羽化個体の撮影をしにいった。羽化後1日未満ではなかろうかという個体がいた。ブルーになる前は藤色の体色で魅力的だ。それにしてもマクロ撮影は難しい。とくにトンボは複眼が出っ張ているので横からの撮影だと複眼に合わせると、胸部がボケてしまう。胸部に合わせると複眼がボケてしまう。F値を調整するか、少し離れて撮影するか、まだ未熟者の吾輩はとにかくF値2.8での撮影しかできないでいた。この写真は微妙に複眼がボケてしまっている。

観察記

2002年5月4日 記念すべき1枚

記念すべきデジカメ撮影第1号のトンボ。近所の池で初めて出合ったセスジイトトンボ。オスは複眼までブルーでとてもきれいなイトトンボだ。それにしてもメスは、ムスジと間違えてしまいそうなくらいそっくり。ムスジ・セスジと名前も似てるが、生態も似ている。混成している池などでは撮った写真を拡大しないとわからない。トンボ全般にそうだが、変温動物なので、晴れていると元気に飛び回る為、撮影するには曇りか気温が低い早朝がベストだ。

観察記