- 【科】イトトンボ科
- 【属】エゾイトトンボ属
- 【和名】エゾイトトンボ
- 【学名】Coenagrion lanceolatum
北海道(蝦夷)でごく普通に見られるイトトンボ。本州では東北地方から中部山岳地域など、寒冷地の挺水植物が繁茂する湿原や滞水などに生息し、6月ころから羽化し始める。同属の中ではオゼイトトンボによく似ているが、腹部第2節がトランプのスペードのような模様をしているので区別がしやすいが、消失しかけている個体もいる。
オス ♂
2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1250 F5.6 ISO 200 LrC
2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 200 LrC
2022/7/3 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 210mm 1/400 F5.6 ISO 100 LrC
連 結
緑色型メス
2010/7/11 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/200 F4.0 ISO 200 LrC
交 尾
青色型メス
2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 135mm 1/1000 F5.6 ISO 200 LrC
観 察 記
2023年6月17日 潜る
最初、葉の上にいた連結個体が潜り始めた。メスを押し下げて、オスまで水面下に潜っていった。水中に入れられるカメラは自宅に置いてあるので上から撮影するしかなかった。しかし水が綺麗すぎて、水面との堺がわからない。結構長い間潜っていられるんだね。スマホも防水だが、小生のスマホは落としまくっているのでひびだらけ。入れたら機能しなくなるかもしれないのでやめた。
2012年6月3日 全盛期
約6年ぶりに旭川に帰省、トンボがいそうな溜め池を散策することができた。道路脇にある農業用の溜池だが、土手に上がる手前の草むらに近づくと、イトトンボがたくさん飛び立つ。ものすごい数のエゾイトトンボだ。池では、オオトラフトンボやカラカネトンボが飛んでいる。しかし、コンデジでは全く撮影ができないため、草むらにいるエイゾイトの撮影に没頭する。カオジロトンボもいたが、すばしっこくて近づけないのであきらめた。旭川では6月前半が全盛期なのかもしれない。
2006年7月22日 硫黄臭漂う池
旭川に住んでいた頃、近所の池にたくさんいたイトトンボ。現在はじゃぶ池に変わりその姿は全くない。さて、突然信州方面に行く用事ができた。志賀高原をまわり、草津白根山ルートで帰宅中、トイレ休憩でロープウェイ乗り場に駐車。小生は近くの池へトンボを見に行った。すると水色の小さいイトトンボが見えた。ひょっとしてエイゾイトか、撮影して確認すると、それはまさしくエゾイトトンボであった。こんなかたちで初撮影できるとは全く思っていなかった。こんなものすごい硫黄臭ただよう場所でも平気なんだろうかと思ってしまった。