アジアイトトンボ

  • 【科】イトトンボ科
  • 【属】アオモンイトトンボ属
  • 【和名】アジアイトトンボ
  • 【学名】Ischnura asiatica

平地の池では、春一番に現れるトンボ。アオモンイトトンボ属中では最小のトンボで、ほぼ日本全国に分布、平地の池や田んぼに生息している。南西諸島では減少傾向にあり希な存在だ。国外では中国・台湾・朝鮮半島など広くアジアに分布していることからこの名がついた。早いところでは3月中旬ころから出現し、10月ころまで見られる。オスは、アオモンイトトンボに非常に似ているが、アジアイトトンボのほうが小さい。見分けかたは、腹部先端の紋の位置が違う。アジアイトトンボは腹部第9節に紋があるが、アオモンイトトンボの場合は第8節にある。

オス ♂

アジアイトトンボ

2017/9/18 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/2500 F2.8 ISO 250 LrC

アジアイトトンボ

2021/10/18 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/400 F5.6 ISO 200 LrC

メス ♀

アジアイトトンボ

2024/4/13 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/2000 F5.6 ISO 400 LrC

アジアイトトンボ

2022/7/24 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F8.0 ISO 100 LrC

交 尾

アジアイトトンボ

2013/8/29 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F3.2 ISO 200 LrC

産 卵

アジアイトトンボ

2013/8/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/400 F2.8 ISO 400 LrC

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観 察 記

2024年4月13日 平地では一番最初

平地では、越冬トンボ以外で春一番に羽化してくるトンボである。今日はホソミイトトンボとアジアイトトンボを見ることができた。西日本ではすでにサナエトンボの羽化が始まっているらしく羨ましい限りだ。アジアの雌は成熟する前は体色がオレンジ色をしている。成熟すると地味な若草色になるが、未熟個体は鮮やかなオレンジ色をしており、草むらでは目立つ存在である。

観察記

2005年6月11日 パイナップル

南国のトンボ撮影に浮かれている中、たまたま撮影した中に本種は混じっていた。南西諸島では希な存在とは知らず、他の南国トンボに夢中になるあまり、邪険にしてしまった。初めて降り立った地で珍しいトンボがたくさん飛んでいるので無理もない。皆さんも石垣島に行ったらそうなると思う。それにしてもパイナップルがこのように生えるとは知らなかった。

観察記