トラフトンボ

  • 【科】エゾトンボ科
  • 【属】トラフトンボ属
  • 【和名】トラフトンボ
  • 【学名】Epitheca marginata

エゾトンボの仲間では独特な虎斑模様をしたトンボ。おもに平地の挺水植物や浮葉植物が繁茂する、比較敵深くて大きい池沼に生息し、成虫は4月中旬から出現し6月末ころまで見られる。メスは独特な反り返るポーズで腹部先端から卵塊を出す。オスと違い、四枚の翅の上部に黒いラインがあるのが特徴。固体によってはこの黒いラインが消失しているのもいる。

オス ♂

トラフトンボ

2023/5/1 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 135mm 1/2500 F5.6 ISO 400 LrC

トラフトンボ

2019/5/6 - SONY α55 DT55-300mm 300mm 1/1000 F5.6 ISO 500 LrC

トラフトンボ

2022/5/5 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/2000 F5.6 ISO 400 LrC

メス ♀

トラフトンボ

2006/5/4 - Panasonic DMC-FZ30 17.3mm 1/250 F4.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2023年5月1日 進歩がない

今年は3月21日にオツネントンボの観察で早い開幕だった。しかし、その後は仕事が忙しすぎるのと休みが雨ばかりでトンボ観察が全くできなかった。ようやく晴天の休みになったので、もうすでに出ているトラフトンボの飛翔撮影に出かけた。現地に到着すると2匹飛んでいる。早速飛翔撮影のセッティングをする。三脚はいつものことだが水面に突っ込む。そして長丁場になるので椅子に座る。三脚のレバーはすべて緩めて、右左と軽く振れるように調整。そんな感じで縄張り飛翔するトラフの撮影に挑むが、相変わらず変幻自在に飛ぶのでピンボケの連発。500枚撮影したが、自慢できる写真は1枚もなかった。カメラの動きに反応するのと、今日は風がなくホバリングがほとんどなかった。風があるほうが、向かい風でホバリングをする機会が増えるので撮影しやすくなるが、今回は天気が良すぎて残念な結果となってしまった。

観察記

2015年5月5日 ぐだぐだなトンボ撮影

今年最初のトンボ撮影は、あまり気乗りしなかった。年のせいか、仕事の疲れがあまりとれず、前日の夜も準備はするが、行こうかいくまいか、GWは高速混んでるし、どのトンボ狙いで行くか、ぐだぐだしているうちに寝てしまった。そして起きてからもどうしようか迷い、とりあえず車にガソリンを入れて、洗車して、家に帰ってきた。せっかくの休みだしHPもほったらかし状態なので、何か更新目的で撮影しに行こうと、息子をたたき起こす。すでに昼近くになっていたが出発。下りの東北自動車道はガラガラでホッとした。最初の目的地でアオヤンマを狙うが空振り。いるのはシオカラのみ。早くもあきらめモードに突入、でも時間があるのでどこかの池に行くことにした。オフにトラフがいそうな池をチェックしていたので、その場所へ向かう。そして現地到着、岸へおりてみるとトンボの気配はなかった。池面をはうように飛んでいるクロイトトンボを見ていると、対岸で縄張り飛翔しているトンボが目に入る。しばらくそのトンボを見ているとこっちへやってきた。動きが俊敏でなんのトンボかわからない。息子が撮影した写真を見て、そのトンボの正体がわかった。なんとトラフトンボだった。いきなりアドレナリン噴出、気合がはいってきた。オフの間にチェックしておいて良かった。

観察記

2013年4月29日 埼玉県での朗報なるか

昨年から埼玉県でトラフトンボが撮影されているとの情報をつかむ。今シーズンは必ずやとの思いで撮影に出かける。ちょうどGWも始まり、渋滞が気になるが、天気もよく絶好のトンボ日和。何箇所か目星をつけておいた池をまわるがどれもダメ。また空振りかと頭をよぎる。最後の場所へ行くと、そこは植生豊かな雰囲気的で、ものすごくいそうな雰囲気。そして池面を見ると、トラフが飛んでいる、ようやく見つけた。嬉しさのあまり昼も食べずに撮影に没頭。何度もカメラを右に左に振ってシャッターを切っていたので肩と首が痛い。

観察記

2006年5月4日 一般道3時間の遠征

この時期のトンボ撮影の目玉はトラフ、しかし生息場所はかなり遠く、なかなか気乗りしなかった。しかし、ようやく重い腰をあげ、トラフの撮影だけを目的に遠い産地へ向かった。3時間ほどの道のり。ようやく池に到着すると、ゆうゆうと飛んでいるトラフが出迎えてくれた。さて、同じところを何度も飛んでいるのだが、コンデジでは飛翔撮影は難しく、FZ30のexズームでようやく撮ることができた。しばらくオスの飛翔を頑張って撮影していると、オス・メスの交尾態がやってきた。追っかけて撮影するが全然ダメダメである。仕方なく網で捕獲し、草にとめての演出撮影(メスの写真)。悲しいかな、これが現実。

観察記

2005年4月30日 家族旅行を兼ねて桶ヶ谷沼

家族旅行で浜名湖へ行く計画をたて、ついでに桶ヶ谷沼に寄ってトンボ観察もすることになった。GWということもあり深夜に出発、桶ヶ谷沼の手前のパーキングで仮眠。早朝現地に到着すると、ちょうどトンボサミットが行われていた。天気も良く絶好のトンボ観察日和、ベッコウトンボの観察池に向かう途中の池で、中型のトンボが飛んでいた。そして対岸の草にとまった。ハンディカムの望遠で何のトンボか見てみると、トラフのメスで、卵塊をためてとまっている姿に感動した。

観察記