オオトラフトンボ

  • 【科】エゾトンボ科
  • 【属】トラフトンボ属
  • 【和名】オオトラフトンボ
  • 【学名】Epitheca bimaculata sibirica

トラフトンボを一回り大きくしたようなトンボ。トラフトンボは春早くに出てくるが、オオトラフトンボは5月後半頃から出現。オオトラフはおもに寒冷地の湿地や池・沼等に生息し、長野県より北に生息する。広い池等の一部分を縄張り飛翔、オスは開放的な水面の上を、同種のオスとかち合わない範囲で縄張り飛翔をする。トラフトンボと同じように腹部に虎班があるのが特徴。

オス ♂

オオトラフトンボ

2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1250 F5.6 ISO 400 LrC

オオトラフトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F5.6 ISO 200 LrC

オオトラフトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F9.0 ISO 200 LrC

メス ♀

オオトラフトンボ

2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/800 F7.1 ISO 400 LrC

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観 察 記

2023年6月17日 梅雨の合間の晴れ間

そろそろオオトラフの時期とのことで、カラカネトンボの観察もかねて信州方面へ日帰り遠征をした。梅雨入りして天気が心配だったが、ちょうど週末晴れるという絶好のチャンスとあって楽しみだった。まず最初の目的地でカラカネトンボの撮影を行ったが飛翔写真はすべて玉砕。オオトラフでリベンジと思い次の現場へ向かう。向かう途中、横手山のレストランで食事をする。ものすごく良い景色で、雪のかぶる北アルプス連峰を見たのは初めてでとても嬉しかった。

観察記

落ちそうなメスの卵塊

そして腹ごしらえが終わり現地に到着し、オオトラフを狙おうと思うが1匹しか飛んでいない。しかも岸辺にあまりこないので飛翔撮影のチャンスも少なくダメだった。時間も押し迫ってきたので最後の場所へ向かう。こちらも池の中央付近に飛ぶ個体を見つけるが、やはり岸辺までは来ないので飛翔撮影はできなかった。しかし池の岸辺を散策していると、卵塊がものすごいことになっているメスを発見。しかし、とまっている場所がよくなく、こんな写真しか撮れなかった。違う個体も池の水草にとまっているのを見つけたが、こちらも草の影に隠れていまいちな写真となった。自然相手の撮影は、なかなか難しいですね。

観察記

2011年7月9日 憧れの信州の池

オオトラフは、寒冷地の池や沼等に生息しているため、なかなか観察に行けなかった。今年はこのトンボの撮影をするため、早くから予定をたてた。金曜日の夜、目的地付近のホテルへ向かう。今年は梅雨入りが早いのに、早く明けるわけでもなく、この時期も不安定な天気が続いていた。夜の高速、上信越道に入りしばらくたつと、時折にわか雨が降る。虫の死骸だらけのフロント硝子をきれいに流してくれるほどの強い雨だ。そして目的地のホテルに着いたのは23時30分。遅くなったが、日帰りよりは楽である。朝6時起床、まずは雨が降っていないか外を確認、どんより曇り空で雨は降っていない。早めに現地に行くと、少しずつ晴れ間が見えてきた。じりじりと夏の日差しがそそぐと暑い。とても寒冷地の高原とは思えないほどの暑さだ。しかしそんな中、ゆうゆうと飛んでいるオオトラフを発見。苦手な飛翔撮影だが、連写連写で150枚近く撮った。しかし見られる写真は数枚程度である。

観察記