オオトラフトンボ

  • 【科】エゾトンボ科
  • 【属】トラフトンボ属
  • 【和名】オオトラフトンボ
  • 【学名】Epitheca bimaculata sibirica

トラフトンボを一回り大きくしたようなトンボ。トラフトンボは春早くに出てくるが、オオトラフトンボは5月後半頃から出現。オオトラフはおもに寒冷地の湿地や池・沼等に生息し、長野県より北に生息する。広い池等の一部分を縄張り飛翔、オスは開放的な水面の上を、同種のオスとかち合わない範囲で縄張り飛翔をする。トラフトンボと同じように腹部に虎班があるのが特徴。

オス ♂

エゾトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F5.6 ISO 200 LrC

エゾトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F9.0 ISO 200 LrC

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観 察 記

2011年7月9日 憧れの信州の池

オオトラフは、寒冷地の池や沼等に生息しているため、なかなか観察に行けなかった。今年はこのトンボの撮影をするため、早くから予定をたてた。金曜日の夜、目的地付近のホテルへ向かう。今年は梅雨入りが早いのに、早く明けるわけでもなく、この時期も不安定な天気が続いていた。夜の高速、上信越道に入りしばらくたつと、時折にわか雨が降る。虫の死骸だらけのフロント硝子をきれいに流してくれるほどの強い雨だ。そして目的地のホテルに着いたのは23時30分。遅くなったが、日帰りよりは楽である。朝6時起床、まずは雨が降っていないか外を確認、どんより曇り空で雨は降っていない。早めに現地に行くと、少しずつ晴れ間が見えてきた。じりじりと夏の日差しがそそぐと暑い。とても寒冷地の高原とは思えないほどの暑さだ。しかしそんな中、ゆうゆうと飛んでいるオオトラフを発見。苦手な飛翔撮影だが、連写連写で150枚近く撮った。しかし見られる写真は数枚程度である。

観察記