オキナワコヤマトンボ

準絶滅危惧 NT

  • 【科】ヤマトンボ科
  • 【属】コヤマトンボ属
  • 【和名】オキナワコヤマトンボ
  • 【学名】Macromia kubokaiya

沖縄本島北部の特産種で山地は極めて局地的。山間の森林に囲まれた渓流域に生息し、3月下旬から出現し7月末頃まで見られる。コヤマトンボに類似しますが、腹部第3節の黄班が上下に別れ、全般的に黄色班が小さく細い。

メス ♀

オキナワコヤマトンボ

2019/5/24 - SONY α55 DT55-300mm 300mm 1/2500 F5.6 ISO 1000 LrC

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観 察 記

2019年5月24日 やんばるの清流

今回の遠征で狙っていたトンボ。しかし終わってみれば、このメス1頭しか観察することができなかった。午前中、事前に目星をつけていた場所へ到着。そこは観察記録はあるがその姿はなかった。いるのはアカナガイトトンボばかり。そして次なる目的地へ移動。ここは雰囲気がすごく良く、川の上にはカラスヤンマが飛んでいる。先ほどの川とは大違いだ。そしてなんとオオキイロトンボとリュウキュウトンボがいる。しかし目的のオキナワコヤマの姿はなかった。しばらくこの場所で待機し、目の前を往復飛翔するリュウキュウトンボの飛翔撮影に没頭する。時々大きいトンボが飛んでくる、カラスヤンマのオスである。オオキイロは数往復するとどこかへ行ってしまうので撮影ができなかった。そしてリュウキュウトンボの撮影を終えると、コヤマトンボらしい飛翔体がやってきた。待っていたオキナワコヤマトンボである。早速飛翔撮影をこころみるが速い。2・3往復するとすぐ木に止まった。結構高い位置に止まっている。レンズを望遠300mmに代えてフルズームで撮影するが、陽の影に入り黄色班が全く見えない。このあとオスが現れないか、しばらく待つがカラスとリュウギンくらいしか現れなかった。今回のツアーでの最初で最後の撮影であった。

観察記