カラカネトンボ

  • 【科】エゾトンボ科
  • 【属】カラカネトンボ属
  • 【和名】カラカネトンボ
  • 【学名】Cordulia aenea amurensis

胸部が唐金色(からかねいろ)をした中型のトンボ。エゾトンボ属に非常に似ているが、体つきが太く短い感じがする。おもに寒冷地や本州中部では標高の高い山の抵水植物が繁茂する池や沼や湿地に生息している。本州では5月中旬から羽化し、8月頃まで見られる。

オス ♂

カラカネトンボ

2022/6/2 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/800 F5.6 ISO 100 LrC

カラカネトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1250 F4.0 ISO 200 LrC

カラカネトンボ

2023/6/17 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 200mm 1/2000 F5.6 ISO 800 LrC

カラカネトンボ

2011/7/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/200 F3.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2023年6月17日 せっかくのメス

カラカネトンボの飛翔が一段落し、池が静かになった。エゾイトの撮影をしていると、突然何かのトンボが産卵にやって来た。金色に輝くカラカネのメスだった。そして打水産卵をはじめる。これはチャンスと思い連写するが、どれもピントが合っていない。せっかくのカラカネのメスの産卵シーンなのに玉砕。ピントが合った写真が一枚もなかった。そんなに長居はせず、一瞬の出来事だった。こういうシーンをきちんと抑えないと、いつまでたっても成長しない。

観察記

2022年6月2日 まさかの池

日頃の疲れを癒すため温泉付きのホテルで1泊、朝食バイキングを満喫したあと、ホテルのそばに池があるので、森林浴を兼ねて散歩に出かけた。天気もよく森林の散歩は気持ちがが良い。そして池に到着すると、トンボの楽園のような池。蓮があり、透明度抜群の自然の池であった。朝早いせいかトンボはまだかなと池のほとりを歩いていたら、なんとカラカネトンボがやってきた。池のへりを探メス飛翔している。まさかこんなところにカラカネがいるとは思ってもいなかった。しかし1m間隔くらいでホバリングをするのだが、前回同様ピントが合いそうな瞬間に移動してしまう。なかなか撮影ができない。途中コサナエのメスの産卵がありそちらに夢中になったりして、カラカネトンボは不発に終わりそうな気配が漂っていた。そして、ホテルへ戻る制限時間ラスト5分にカラカネトンボがやってきて、ようやくファインダーに収めることができた。それにしても早朝の朝陽がカラカネトンボを照らし金色に輝く姿は魅力的だ。

観察記

2011年7月9日 憧れの信州の池

昨年、福島の沼で初めて飛翔しているカラカネトンボを見たのだが、天気が悪く、すぐに森のほうへ消えてしまった。今年ようやく全盛期に予定をたることができ生息地に向かった。長野市内で宿泊し、朝早くから現地へ向かう。どんよりだった天気が快晴になり撮影日和となった。池の周りを散策すると、すぐにカラカネトンボの飛翔体を発見。早速撮影しようとするが、ホバリングが短く、ピントが合った瞬間に逃げられる。しかも、陽のあたる水面より、日陰の岸辺のほうが好きみたいで、全然いい写真が撮れない。そうしているうちに、気力がなくなり演出写真だけでもと思いネットインさせ撮影。いかにも自然に止まっている雰囲気を出すのに苦労した。ここの池は結構広いので被写体が遠く撮影しずらいので別の池に移動。別の池に到着すると撮影しやすい足場があり、飛翔体も近くまで寄ってくるいい環境だった。そこにはオオトラフが飛んでいて、カラカネは後回しにしてしばしオオトラフの撮影に没頭する。カラカネがやってきても相手にできない状態が続いたが、次の現場に行く時間がせまってきた為、あわててカラカネの撮影に切り替える。昼近くになると、カラカネも疲れてきたのか、ホバリングの時間が若干長くなったような気がする。午前中の早い時間は、トンボも元気なので飛翔撮影は難しい。

観察記