エゾトンボ

  • 【科】エゾトンボ科
  • 【属】エゾトンボ属
  • 【和名】エゾトンボ
  • 【学名】Somatochlora viridiaenea

本家、蝦夷トンボ。コエゾ・エゾ・オオエゾとこれまた名前が紛らわかったがオオエゾはエゾに含まれた。しかし、それ以外にも非常によく似た種がいるので、見分けるのが大変だ。エゾトンボは寒冷地の湿地などに生息しており、他の種より幾分棲み分けられているので区別がつく。北海道・本州・四国・九州の寒冷な山間に分布し、6月中旬から9月後半まで見られる。北海道や東北では比較敵山岳の湿地では普通種だが、関東から西日本では極めて希な存在である。

オス ♂

エゾトンボ

2006/8/20 - Panasonic DMC-FZ30 17.3mm 1/250 F4.5 ISO 200 LrC

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観 察 記

2006年8月20日 さいたまの蝦夷

北海道(蝦夷)で生まれ育った管理人は、小さいころからなじみがあったトンボである。近所の公園の木漏れ日の中、金緑色の光沢が輝くこのトンボが飛んでいると、いちもくさんに捕まえに行った。とくに丘陵地にクワガタを採りに行くと、必ずこのトンボが飛んでいた。あれから30年以上がたち、埼玉県では希なこのトンボの生息地に行くことができた。現地に到着すると、早速オスを発見。よくホバリングをするが、1匹しかいなため、逃げられたらどうしようと焦りが先行し、捕獲しての撮影となってしまった。

観察記