大阪
エアバスA350-900
初めての大阪・琵琶湖遠征計画で、車・新幹線・飛行機のどの交通手段で行くのか、悩んだ末、飛行機で行くことにした。車だと往復2日は移動で取られてしまうので休みを多くとらなければならない。新幹線と飛行機は値段がほぼ一緒。そうなると移動時間が短い飛行機で行くことになった。今回の便は最新型のエアバスだ。ボーイングばかりだったので新鮮な感じだ。席について驚いたのはモニターが全席に設置されている。モニターにはUSBのジャックもありスマホが充電できる。さらに驚いたのは機外に設置されてあるカメラで外の景色が見れるのだ。しかも尾翼と胴体下部の2箇所。離陸や着陸時はモニターにかじりついて見とれてしまった。さて羽田の天候は雨、離陸は大幅に遅れての出発となった。（15分くらい）
ナニワトンボ
羽田から伊丹空港までのフライト時間は短く45分ほどだ。離陸してお茶を飲んだらすぐに着陸態勢になる。羽田の出発が遅れたため、到着も遅れ、レンタカーを借りる時間も遅れ、当初の予定が遅れてのスタートとなった。目的地には1時間足らずの距離だが、お腹がすていきたので観察前に昼食をとることにした。石垣島では昼食をとらずに登山をしたので具合が悪くなったからだ。今回、大阪遠征の目的の一つ、ナニワトンボを観察することだが、なにせ生息場所がわからないため手探り状態での探索。そして水辺に到着するが、ナニワトンボのとまりそうな場所がなく、きれいに整備されている。奥の方へ進み、湿地のような場所でようやく1匹発見。まずは発見できたことにホッとし、しばしこの1匹を撮影する。大阪の天気は晴れているが風が強い。三脚をたててじっくりと撮影したいが、風が強く、やむのを待っての撮影となり時間がかかってしまった。そして、この1匹以外はいないのか別の場所を探索することにした。
SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/320 F5.6 ISO 100 LrC
なかなか見つからず
結構よさげな環境だが、探索してもナニワトンボは見つからない。木の枝先にとまっているのはアキアカネがほとんど。暗がりにリスアカネが1匹いたが、トンボ自体が少なく感じる。ウスバキが大量に群れ飛んでいるのは除外。なんだか先行き不安になってきた。
ようやく発見
時間がだいぶなくなってきたので焦りだす。大きな池のほうへ行くことにし周辺を探索。そして怪しい場所を発見。するといました。ようやくナニワトンボの住み家を発見した。この場所には数頭いて、やっと腰を据えて撮影できるのでホッしたのである。
SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/15 F7.1 ISO 100 LrC
嬉しい悲鳴
時間が遅くなったおかげで、産卵ラッシュとなっていた。撮影しているすぐそばで連結産卵が始まったのである。あまりにも近すぎてマクロでも撮影しずらい。しかも暗がりなので連写も厳しい。結局オスかメスのどちらかにしかピントが合わない写真しか撮れなかった。それにしても水辺で産卵するのではなく、湿った陸の土や落ち葉の上に産卵しているのには驚いた。
SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/800 F2.8 ISO 800 LrC
生息環境
お世辞にも綺麗とは言えないこの環境が彼らの住み家で、産卵に適した環境であることがわかった。夏の終わりに水位が下がりドロドロの陸地が現れる。この青い赤トンボの生息場所は、人がなかなか訪れにくい環境でもあり、良いのかもしれない。
琵琶湖
さて、時間がたちすぎてしまったが、琵琶湖へと向かう。高速を使えば早く行けるのではと思っていたのが大誤算だった。関西方面の超人気スポットであり、連休初日である。湖西道路に入った瞬間、大渋滞である。2車線が1車線になる区間は全く動かない。息子がgoogleで迂回ルートを探しているが動かないので意味がない。その情報は後日使うことにし、我慢してノロノロと目的地へ向かう。予定より1時間以上も遅れ、もうメガネサナエは、いない時間になってしまった。それでも、せっかく来たので雰囲気でも覗きに浜へ向かう。今日は急に晴れた天気のせいか琵琶湖も風が強い。白髭浜へ歩いて向かっていると、柵が出てきた。立ち入るなという合図なんでしょうか。明日は違う場所での撮影をすることに、決断できたので無駄な時間を作らなくてよくなった。急遽のツアーだったので琵琶湖周辺のホテルは予約でいっぱいだったので大阪方面の宿へ戻らなければならないが、渋滞がすごいので、道中日帰り温泉「比良とぴあ」に寄ってゆっくり宿へ向かうことにした。夜8時過ぎにホテルに到着、遅い夕飯になってしまった。
SONY α99M2 Distagon T* 24mm F2 ZA SSM 24mm 1/100 F4.5 ISO 200 LrC
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