- 【科】アオイトトンボ科
- 【属】ホソミオツネントンボ属
- 【和名】ホソミオツネントンボ
- 【学名】Indolestes peregrinus
成熟するときれいな青色になる中型のイトトンボ。メスもほとんどが薄い水色。このトンボは名前のとおり越年(冬を越す)するトンボで、オツネントンボよりやや細身なのでこの名前がついた。本州・四国・九州まで広く分布しているが、東北方面では希、おもに平地や低山地の挺水植物が繁茂する池・沼・湿原の滞水などに生息している。春先、丘陵地の稲を植えたばかりの田んぼに、たくさん群れているのを見たことがある。冬の間は体色が茶褐色になり枯れ枝と見間違えてしまう。
オス ♂

2010/5/2 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/250 F5.0 ISO200 LrC

2009/8/13 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/60 F2.8 LrC
メス ♀

2007/5/20 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/400 F2.8 LrC

2010/5/2 - SONY α55 DT18-200mm 200mm 1/800 F6.3 ISO 400 LrC
観 察 記
2002年5月5日 越冬個体は見つけられない
トンボの観察を始めてから3種類目のトンボ。たまたま近所のビオトープでトンボを探していたら、変わったイトトンボがいることに気づいた。とりあえず撮影し、帰宅して図鑑で調べたらホソミオツネンであることがわかった。その冬、近所なので越冬しているその姿を撮影しようと、何度もビオトープに通ったが見つけることはできなかった。
