糸のように細いイトトンボは、小さいゆえデリケートなトンボである。

 植生豊かな湿地にしか生息できない種もいれば、限られた地域や水域でしたか生息できない種もいます。

 

 日本は北の亜寒帯から南の亜熱帯まで、実に色鮮やかでいろいろな種が生息しております。

 ヤンマなどの大型種と違い、マクロの世界を楽しませてくれるイトトンボは肉眼ではわかりずらい部分をカメラが補ってくれます。

 そのおかげで細部まで鮮明に写すことができ、いつまでも探求心がつきない魅力があります。

 しかし、生息環境がデリケートなので撮影とはいえ細心の注意が必要です。

 

 
種類
 
クロイトトンボ属
 
 
 
アオモンイトトンボ属
 

 
エゾイトトンボ属
 

 
キイトトンボ属
 
 
モートンイトトンボ属
 
 
ヒメイトトンボ属
 
 
ナガイトトンボ属
 

 
ホソミイトトンボ属 ルリイトトンボ属 カラカネイトトンボ属 アカメイトトンボ属
 
 
オガサワライトトンボ属
 
 
地域性
 
  北海道にしか生息しない種 アカメイトトンボ
カラフトイトトンボ
キタイトトンボ
  小笠原諸島にしか生息しない種 オガサワライトトンボ
キバライトトンボ(硫黄島)

  南西諸島にしか生息しない種

  ※キバライトトンボは記録があるのみで定着しいるかは不明

アオナガイトトンボ(与那国島 )
アカナガイトトンボ
ヒメイトトンボ
キバライトトンボ?
 
生息環境
 

 ほとんどの種が止水域(池・沼・湿地)に生息していますが、中には流水域(流れ)に生息する種もいます。

 アオナガイトトンボ・アカナガイトトンボ・カラフトイトトンボがそれです。

 しかし、流水域のそばに溜などの止水域がある場合は、お互いが行き来して混在する場合があります。

 汽水域など海水が入り込むような河川にしか生息しないヒヌマイトトンボなどがいます。

 

雌の多型

 
 雌には異なった2種が存在する種があります。 アオモンイトトンボ 同色型・異色型
マンシュウイトトンボ 同色型・異色型
カラカネイトトンボ 同色(青眼)型・異色(赤眼)型
キイトトンボ 緑色型・黄色型
 
成虫で越冬する種(南西諸島・小笠原諸島を除く)
 

 冬、0度以下になっても絶滅せず初夏まで生き延びる種がいます。

 ホソミイトトンボです。

 アオイトトンボ科に同じように越冬するオツネントンボとホソミオツネントンボがいます。

 夏に羽化し体色が青くならずに、そのまま越冬し、春から徐々に体色が青くなっていきます。