【科】ヤンマ科

【属】サラサヤンマ属

【和名】サラサヤンマ
【学名】Sarasaeschna pryeri
 

原始的特徴をもつ、小型のヤンマです。複眼の頂点の部分が短く接していて、他のヤンマとは違います。丘陵地の山間の流れや池・沼などに生息し、水辺よりは近くの木立の間をホバリングしている姿をよく見ます。早いところでは4月後半から出現し、7月ころまで見られます。北海道から九州・四国、南西諸島の北部離島の一部などに生息しておりますが、東日本での生息地は極めて希です。

 

 

雄は木立の小空間をせわしなくホバリングを交え飛んでいます。個体ごとに空間縄張りを別々に識別して、うまく交わらないようにしている感じがします。複眼の頂点部分が短く接しており、他のヤンマと違っています。腹部の対になっている斑紋が更紗模様に似ていることから、サラサヤンマと名がつきました。

 

2004年5月15日撮影

 

 

今月頭に丘陵地の谷津で飛翔しているサラサにめぐりあえたがとても撮影できるレベルではなかった。ホバリングはせず摂食飛翔を行っているので広範囲にせわしなく飛んでいるからだ。そして今日、県外遠征で河原のトンボを撮影したあと、コバネの撮影に訪れた池のそばの細い流れにホバリングしている物体がいた。よくよく見るとサラサだ。この時期、老熟していて、体にごみなどが付着している。それでもサラサの初ホバリング撮影をマクロでがんばってみた。

(2016.6.17)

 

2008年に出張の合間に京都の古くからある池を覗いて見た。池を一周できる道があり、歩いて行くと、キイトトンボが飛んでいた。植生豊かな池と感じ、なにか新種でも出会えるのではと淡い期待をいだき進んでいった。すると、開けた池のほとりの駐車場で少し大きめのトンボが飛んでいた。よくよく観察してみるとサラサだ。2・3頭飛んでいる。関東では、なかなか見れる場所がないのに、こんな人がたくさん往来し、車も往来する場所で飛んでいる姿を見たとき、とてもこの場所が恨めしく思いました。そして、かばんからコンデジを出し、飛翔撮影にチャレンジするが、オートではピントが合わず、時折私の服に止まるんではないかとそれくらい側まで寄ってきてくれるサラサに、逆にもてあそばれてしまいました。

(2008.5.28)

 

正直、こんなに小さいヤンマがいるとは思わなかった。ヤンマといえば大きくて力強く飛んでいるイメージがあるのですが、このサラサヤンマは丘陵地の木立の空間をしとやかに飛んでいます。時折ホバリングをしますので、ホバリング撮影にはもってこいのモデルです。しかも、サラサのほうから近づいてきたりしますので、うまい人はなんなく決めちゃうんですよね。

(2005.6.5)