【科】ヤンマ科

【属】トビイロヤンマ属

【和名】マルタンヤンマ
【学名】Anaciaeschna martini
 

日本で一番美しいヤンマ。とも言われているマルタンヤンマの雄。日中は薄くらい樹林の下枝などに止り、じっと日が落ちるの待っている。そして日が落ちてくると、飛び始め、山間の開けた場所の空間を一直線のコースで飛んできます。岩手県と関東地方より西の本州、四国・九州や南西諸島の北部離島などに生息してます。平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する池・沼・湿地などに生息、 6月中旬ころから出現し、10月頭まで見られます。

 

 

なんと言っても、このコバルトブルーの複眼が素晴らしく美しいヤンマです。夕方と早朝時にしか活動しませんが、日中は止っていることが多いので、見つけられるとその姿に見とれてしまうでしょう。

 
 

2006年8月10日撮影

 

 

早朝飛翔が終わると夕方の飛翔まで睡眠?ずーっと同じ場所にぶら下がっています。でも15時過ぎにはぼちぼちお出かけになっている固体もありました。やらせではない、自然の状態で撮影ができた、しかもノーストロボ。

 
 

2014年8月15日撮影

 

 

9年ぶりに都内の公園へ出かけた。ぶらさがりヤンマを撮影したくて高速を飛ばす。暦の上では連休の真ん中なので渋滞はなくスムーズに現地へ到着。そしてすぐにそれは見つかった。なんと撮影ギャラリーができていた。何がぶらさがっているのか尋ねると、マルタン雌だった。しかも3匹も。それ以外の種はなく、マル雌の撮影に没頭する 。都内の公園とのことで油断して半そででいったら、腕がボコボコになってしまった。かいーっ。しまった。早速「かゆみバイバイ」を塗りまくる。しばらくこの場にとどまるなら、長袖を車にとりにいったほうがよさそうだ。撮影されている方は年配のご夫婦が多くびっくりである。しかも持っているカメラがすごい。望遠も400mm、いや500mmかな〜。こっちは100mmマクロでがんばっているが、望遠にはかなわない 。そろそろ望遠を買わないと、そう感じさせられた一日であった。

(2014.8.15)

 

このトンボの魅力にとりつかれている人は多いかと思います。日本一美しいと言われていてはなおさらです。しかし、このトンボはすぐに見られるわけではありません。黄昏御三家(ヤブ・ネアカ・マルタン)の一つで、日の出前の早朝か、日の入り後の夕方にしか行動しないからです。ごくたまに日中池に飛んでくるのもいますが。しかも空高いところを飛ぶので、その雄姿を間近ではなかなか見ることができないのです。従って撮影も難しい。まだ、まともな飛翔写真が撮れない。マルタンの飛翔は至難の業かも知れません。日中、藪の中で休憩をしているので、ぶらさがっているのを撮影する方がたくさんいらっしゃいます。いつの日か、そのような個体を探しに行けたらと思うのですが。なかなか探しに行く根気がなく、トンボ屋としては失格かもしれません。そして、息子と夕方、ジャンプしながら網を振って、ようやく捕まえた雄を草木に止まらせて撮影するしかないのが悲しい現実 。

(2006.8.10)