【科】ヤンマ科

【属】アオヤンマ属

【和名】アオヤンマ
【学名】Aeschnophlebia longistigma
 

蜘蛛を食べる大型のヤンマである。全身黄緑色で雄雌ともほとんど同じ色。このヤンマは葦がたくさん茂っているような池・沼に生息し、1匹が飛び立つと一斉に他の個体も飛び立つという話をよく聞きます。他のヤンマは腹部第3節がくびれているのに対し、アオヤンマ属は寸胴です。北海道から九州・四国まで生息しておりますが、九州はごく一部の県でしか確認できておりません。早い地域では 4月下旬から発生し、8月ころまで見られます。

 

 

雄のほうが、黄緑色よりは少し青味を帯びています。日中、池に生えている葦(ヨシ)の周辺をパトロールし、餌を捕まえると、葦の中へ移動し止まって食事をします。生い茂る葦の中をゆっくり器用に飛ぶんですよね。

 
 

2013年7月8日撮影

 
 

2013年7月8日撮影

 

 

雄は翅の基部が茶褐色で、足はアカアシクワガタのように赤褐色色をしています。産卵・交尾をするまでは樹上でゆっくり休んでいます。産卵をしに池に降りてきて、葦などに止まり産卵をします。産卵は茎に産卵管を刺し、茎の中へ卵をうみつけます。産卵している雌を、雄が見つけるとすぐに交尾態になり、葦の中へ隠れます。

 
 

2014年6月25日撮影

 

 

ヤンマの交尾は迫力があります。昼過ぎに木陰にガサガサという音がしたので見てみると、交尾がいました。しばらくこのままじっとしていました。

 
 

2004年5月30日撮影

 

 

 

アオヤンマが全盛期のころは梅雨時で、休みの日で雨が降っていない時を狙うとなるとなかなか難しいものである。昨日は三鷹で記録的なヒョウが降り、今日もゲリラ豪雨の予想が出ていた。それでも昼過ぎまではもちそうだったので準備して高速にのった。東京方面はかなり雲行きが怪しかったが、反対方面は晴れていた。現地に到着すると、平日だけあって誰もいない。(ラッキーと心の中で叫ぶ)さてカメラの準備をし、水面を見るとクロイトトンボがたくさん飛んでいた。まずはクロイトでも撮影して様子を見ていると、目の前をアオヤンマがとおりすぎていった。そうか、アオヤンマがまだいたんだ。撮影目標をアオヤンマに切り替え、雄の飛翔撮影に没頭するが、なかなかファインダーの中にはいらない。入ってもピンボケの連発、以前ほどの気力もなく、すぐにやめてしまった。そして、蓮の花でも撮影していると、フラフラとアオヤンマが目の前のヨシに止まった。なんか変だな、あれっ、雌だ。いきなり産卵を始めた。おーっ、初めて見るアオヤン産卵。とりあえず逃げられないように遠めから一発撮影、少しずつ近づいて撮影、かなり近づいたところで逃げられてしまった。バリピンとまではいかないが撮影ができてよかった。14時ころには雷鳴がひどくなり、そろそろ撤収しないとやばそう。そして高速にのった瞬間、どしゃぶりの雨雨雨。視界10mもない。今年はこんな雨がしばらく続くんだろうね〜

(2014.6.25)

 

アオヤンマは1匹が飛び立つと一斉に他のも飛び立つと、そんな状況を見たくて生息地に行くが残念ながら見れず。用水路を徘徊する雌を見つけては撮影に失敗。このトンボの撮影はなかなかむずかしい。そしてこの現場をあきらめ車をUターンできるところまで移動しようと走ると、なんとアオヤンマが数頭群れて飛んでいる。えっなんでこんなところに、想像していない場所で群れているのですぐに安全な場所に車を止めて確認しに行く。するといきなり”がさがさ”というヤンマ独特のはばたき音、いきなり交尾隊が目の前に止ったのである。なんてラッキーなんだろう。さっきまで腐りはててた自分とは大違い。こんなシャッターチャンスはめったにない 。しかも交尾に夢中で逃げも隠れもせずずっと止っていてくれたのである。

(2004.5.30)