ヤンバルトゲオトンボ

  • 【科】トゲオトンボ科
  • 【属】トゲオトンボ属
  • 【和名】ヤンバルトゲオトンボ
  • 【学名】Rhipidolestes shozoi

かつてはリュウキュウトゲオトンボとされていたが、近年のDNA解析により、本種とオキナワトゲオトンボの2種に分割された。ヤンバルトゲオトンボは、多野岳北東部の山岳地帯に分布する個体群に限定される。山間の渓流に生息し、3月下旬頃より出現し、8月中旬まで見られる。オスは翅端の褐色斑が淡いことが特徴である。腹部先端の棘の傾斜はオキナワトゲオトンボに比べて直角に近い。

オス ♂

ヤンバルトゲオトンボ

2026/4/11 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/40 F7.1 ISO 200

ヤンバルトゲオトンボ

2026/4/11 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/40 F7.1 ISO 200

メス ♀

ヤンバルトゲオトンボ

2026/4/11 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/60 F3.2 ISO 200

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観 察 記

2026年4月11日 羽化殻

遠征2日目はあいにくの天気となった。早朝、雨がぱらつく中でオキナワトゲオトンボの観察を終え、その後、天気の回復に合わせて別の場所へ移動した。市街地では一時的に快晴となり期待が高まったが、林道に入ると再び曇天となり、山の天気の変わりやすさをあらためて実感した。目的のトンボがなかなか現れず気をもんだが、水の滴る環境へ移動し、ヤンバルトゲオトンボの観察に切り替えた。すると未成熟のメスや羽化直後の個体が見られ、羽化殻の撮影も行うことができたのは嬉しい成果だった。成熟したオスも観察できたが、薄暗い環境でのマクロ撮影は難しく、シャッタースピードを落として三脚に固定し、粘り強く撮影する必要があった。トンボを警戒させず、その場に留まらせる難しさも強く感じた。

観察記

2019年5月24日 林道の沢

やんばるの林道を走っていると、沢のある場所ではオオシオカラトンボに混じってヤンバルトゲオトンボの姿が見られる。この時期はリュウキュウルリモンも出ており、あわせて観察することができた。沖縄の山は赤土でできており、写真のように低山地の沢では地表に赤土が露出している場所もある。写真中央にはヤンバルトゲオトンボが写っている。この場所は海に比較的近く、いわゆる山奥という環境ではないが、それでも複数個体を観察することができた。

観察記