【科】トンボ科

【属】アカネ属

【和名】マイコアカネ
【学名】Sympetrum kunckeli
 

雄の顔面にエメラルドグリーンのような色が浮かび上がっていて、顔面の白さとその色が舞子さんのうなじをイメージさせたことからこの名前がつきました。ほぼ全国的に分布(南西諸島は除く)しているが、生息場所は極めて局地的で、おもに平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する腐植栄養型の池沼に生息してます。6月中旬ころに羽化をし始め、11月末ころまで見られます。アカトンボの中では、やや小型のトンボです。

 

 
雄の顔面のエメラルドグリーンのような色が特徴的で可憐なアカトンボです。
 
 

2010年8月22日撮影

 
雄は老熟してくると、顔面のエメラルドグリーンがなくなり白くなってしまう固体もいます。思わずヒメアカネと間違えそうになります。
 
 

2016年10月18日撮影

 

 

雌は地味で、マユタテアカネの雌と間違えてしまいそうなくらい似てます。雌は成熟しても腹部は赤くなりません。翅の基部が茶色くなります。

 
 

2008年8月10日撮影

 

 

舞妓アカネという名前はこの独特な顔面にある。従って、この顔面ドアップばかりを狙ってしまう。意外にも身近な池のほとりの草木にひっそりとたたずんでいたのには驚いた。しかし、年々その個体数は減り、最近では数えるほどしか見ることができません。トンボ観察を始めたころは、近くの田んぼの用水路にまでたくさんいたのだが。その当時と比べて変わったのは、ブルーギルなどの外来魚がかなり増えたこと。近くに住宅地が広がり、交通量が増え、道路も大型トラックが頻繁にとおるようになり、あきらかに環境が悪くなってきた。でもベニイトは増えているので何が原因かはよくわからない。このトンボの撮影をしていると、なんだか心が和んでしまいます。

(2008.8.10)