【科】トンボ科

【属】アカネ属

【和名】マダラナニワトンボ
【学名】Sympetrum maculatum
 

赤くならないアカトンボの一つで雄は全体的に黒化します。大変貴重なトンボで産地は極めて局地的です。日本特産種で、本州にのみ分布し、丘陵地や低山地の松林に囲まれた湿地のような場所に生息してます。6月下旬ころから出現し、11月中旬ころまで見られます。

 

 

雄は成熟すると黒化していきます。ここまで黒が美しいトンボはいないと思います。高い枝先などで縄張りを張ります。

 
 

2005年9月18日撮影

 

 
雌は黒地に黄色斑があります。
 
 

2005年9月18日撮影

 

 

生息地が極めて希なこのトンボを撮影するのは難しいです。東日本だけでも数カ所しか観察できる場所がありません。特に遠くへ行く場合は休みと天気がマッチするかどうかが一つの不安要素となる。しかし出会った瞬間、その不安は喜びに変わり我を忘れてしまう。生息場所には他にもたくさんのトンボがいるのですが、すべて全無視状態に陥ります。ただ、気をつけなければならないのは夢中になりすぎて危険地帯にいることを忘れて沼に落ちたり、スズメバチにやられたり、マムシにかまれたりしないようにしなければなりません。いつだったか、トンボに夢中になり、子供といっしょに藪こぎしたら、マムシがすぐそばにいたこと。今思えばぞっとしてしまう出来事でした。

(2005.9.18)