【科】トンボ科

【属】ハラビロトンボ属

【和名】ハラビロトンボ
【学名】Lyriothemis pachygastra
 

腹部が異様に幅広い小型のトンボです。北海道の南部から九州・四国まで分布しております。平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する腐植栄養型の沼や沢地や湿地に生息しており、4月中旬ころから9月末ころまで見られます。飛んでいるより止っているほうが多いですね。雄は顔面に蒼く光る部分がありきれいです。

 

 

未成熟:雄は羽化すると雌と同じように、黄色に黒い斑がある状態になります。尾部付属器が長いので雄とわかります。

 
 

2010年5月22日撮影

 
黒化状態:成熟するにつれ、次第に全身黒化していきます。
 
 

2009年7月11日撮影

 

蒼白状態:黒化したあと、腹部に蒼白い粉が吹き始めます。
 
 

2010年5月22日撮影

 

 

雌のほうが雄より腹部はより幅が広いです。腹部の黒い斑も中心より外側もはっきりしています。(雄ははっきりしていません)

 
 

2003年7月26日撮影

 
 

初めて見たのはメスで、そのときはなんとグロテスクな模様の腹の広いトンボだろうと、群馬の山ろくの池のほとりにそれはいました。夏の暑い日ざしの中、下草にひっそりと止まっていました。このトンボは平地や丘陵地の湿地では、ほぼ見られます。雄の体色が変わりゆく姿はとても撮影しがいがあります。

(2003.7.26)