【科】トンボ科

【属】チョウトンボ属

【和名】チョウトンボ
【学名】Rhyothemis fuliginosa
 

羽が全体的に黒っぽい色でおおわれ、光の角度によって虹色に光ります。この羽の色の見え方がとても楽しめるトンボのひとつです。別の種ではアオハダトンボの羽も光の加減で美しい青緑色に光ります。体全体は黒っぽいがよく見ると金緑色をしていてエゾトンボ系の体に似ています。ひらひらと飛ぶ姿が蝶に似ていて、他のとんぼと飛び方がまったく違います。体の特徴としては、後羽の幅がかなり広いです。池のそばの田んぼで群れを作って飛んで、夕方になると木の上で集団で飛び回っている姿をよく見ます。数が多いときは、ちょっと不気味なくらい。羽の透明な部分と黒い部分はそれぞれ固体によって微妙に違います。6月中旬ころに羽化し始め、9月ころまで見られます。

 

 

雄は腹部がすらっとしていて、尾部付属器がついておりますのですぐにわかります。縄張り意識が強く、他の雄とよくバトルをします。チョウのようにひらひら飛んでいるかと思えば、一瞬で別の場所へ移動するほど早く、意外に運動能力は高く、やはりトンボであると認識させられます。

 
 

2008年8月16日撮影

 
 

2006年6月25日撮影

 

 

雌の腹部は太くて短い。交尾してもすぐに離れ水面に打水産卵をします。ひらひらと飛びながら水面におけつを打ちつけて産卵する姿は、とてもトンボには見えません。バットマンのよう・・・

 
 

2010年7月4日撮影

 

 

光の加減によって翅の色がこんなに変化するトンボは少ないです。その光の当たりかたで翅の変化した色を撮影するのが楽しみです。ひらひらと蝶のように飛ぶ姿、群れをなして飛ぶ姿、このトンボの魅力はつきないです。成虫は休みなく飛んでいることが多いです。とまっている成虫を撮るのは、休憩しているを見つけたらすぐに撮影することです。まごまごしているとシオカラにちょっかいだされ、どこかへ飛んでしまうこともしばしば・・・

(2002.7.28)