国内希少野生動物種:種の保存法により、原則捕獲禁止となっております
 

【科】トンボ科

【属】ヨツボシトンボ属

【和名】ベッコウトンボ
【学名】Libellula angelina
 

かつては、東北地方南部から四国・九州まで分布していたトンボですが、これほど急激に生息域をせばめられ、人の手によって保護をしなければならないトンボはいないのではと思います。日本に生息するトンボのなかでは、絶滅危惧最高ランクに指定されている以外に「種の保存法」の希少野生動物にも指定されてます。おもに平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する、ヨシやマコモが生育するような環境に生息してます。4月中旬から出現し、6月下旬ころまで見られます。未熟の状態の体色が鼈甲色(ベッコウイロ)をしていることから、この名がつきました。

 

 

雄は成熟すると黒化していきます。植物の先にとまり、縄張りをはります。翅の黒斑が独特です。

 
 

2005年4月30日撮影

 

 

雌は成熟すると、雄ほど黒化しません。雌も植物の先によくとまっています。

 
 

2005年4月30日撮影

 

 

このトンボを観察するのに、静岡県桶ヶ谷沼に行きました。桶ヶ谷沼は自然環境保全地域に指定され、平成15年にビジターセンターが完成しております。浜名湖への家族旅行をかねて、GWに桶ヶ谷沼へ寄ってこのトンボを観察する計画をたて、現地へはいると、ビジターセンターではトンボサミットが行われており、たくさんの蜻蛉マニアの方々が、来ていました。実験池では、地元の高校生も参加し、かなりの人たちで賑わい、ベッコウトンボ観察会が行われております。天気もよく、元気に飛び回るベッコウトンボをなんなく撮影!でも、実験池以外の池・沼では少数のベッコウトンボしかいませんでした。ですので、まだまだ人の手による管理がなされないと自然増は難しいのかもしれません。

(2005.4.30)