- 【科】サナエトンボ科
- 【属】アジアサナエ属
- 【和名】ヤエヤマサナエ
- 【学名】Asiagomphus yayeyamensis
石垣島・西表島にしか分布していない中型のサナエトンボ。山間の流水域に広く生息している。羽化した個体は、水域のそばの葉上にとまっている姿を見かける。成虫は3月中旬から出現し、7月中旬ころまで見られる。
オス ♂

2024/5/18 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F7.1 ISO 400

2024/5/18 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/250 F7.1 ISO 400

2009/3/5 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/60 F2.8
メス ♀

2024/5/19 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100
観 察 記
2024年5月18日 昨年のリベンジ
昨年は全く観察することができなかったヤエヤマサナエ。今回、偶然にも撮影することができた。昨年散策していた場所とは全く違う場所だったため驚きだ。マサキルリモントンボを撮影をしようと流れを散策すると、葉の上に大型のサナエがとまっているのを息子が教えてくれた。まさかのヤエヤマサナエのオスだ。三脚をセットし撮影しようとした瞬間、木上に逃げられてしまった。この個体以外に見つけることができなければ、こんなショックなことはない。意気消沈してしまったが時間がないのでマサキルリモンを探索するがいない。この場所を諦め、違う場所へ移動。ここもマサキルリが好きそうな場所だ。そしてゆっくり動きながら探索すると、なんと葉の上にヤエヤマサナエがいた。アドレナリンが一気に噴出。今度はゆっくりと三脚をセットし300mm全開で遠目から撮影。そして、ゆっくり近づきながら撮影。初めてオスの撮影ができた。そして翌日、西表の林道でメスを発見。下草から木の葉の上に逃げられたが、なんとか証拠写真程度のものが撮れた。実はこの日、終日雨曇りの天気予報の為、半ばトンボ撮影をあきらめ観光をしようと朝から川平湾へ行き、そのあと米原のヤエヤマヤシ群に行き、ジャングルの写真を撮影していた。するといきなり晴れてきて絶好のトンボ日和となったのである。すぐさま観光を中止しトンボモードに切り替えたのであった。

2009年3月5日 3月の石垣島
この時期、どんなトンボがいるのか興味がわいた。水辺に行くと、ベニトンボの羽化したばかりの未熟固体が草にとまっている。黄金色でとても綺麗だ。川の溜まりを覗くが何も飛んでいない。ふと、護岸を見てみると羽化したばかりのトンボがいた。なんと、ヤエヤマサナエの羽化だ。まさかの発見に嬉しさ100万倍である。関東はまだまだ寒いが、南国ではトンボの羽化が始まっている。

2006年3月30日 日本一早い海開き
日本一早い海開きにあわせて石垣島へ家族旅行。小生ばかりが仕事で毎月石垣島へ行っているので、家族に沖縄のすばらしさを満喫してもらおうと企画した。3時間のフライトで石垣空港へ到着。曇り空で気温は23度くらい。早速、竹富島へ船で行き、日本一早い海開きで初泳ぎを楽しんだ。石垣島へ戻ると、よく行くバンナ公園に子供たちとトンボ観察を楽しんだ。そして沖縄本島へのフライト直前に、最後のトンボ観察に出かけた。林道を散策すると息子の目の前に中型のトンボが降りてきた。見たことがないサナエトンボだ。図鑑で調べるとヤエヤマサナエだった。いきなりの新種に息子と大興奮。
