- 【科】サナエトンボ科
- 【属】ウチワヤンマ属
- 【和名】ウチワヤンマ
- 【学名】Sinictinogomphus clavatus
腹部先端の団扇(うちわ)に似たでっぱりが特徴で、名前の由来にもなっている。ヤンマとついているが、サナエトンボの仲間である。底が深くて大きな池や沼、湖などに生息。棒や草丈の先など、周囲が見渡しやすいところにとまって縄張りをはる。本州・四国・九州に生息し、成虫は5月下旬から出現し9月中旬ころまで見られる。
オス ♂
2022/7/24 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 100 LrC
2022/7/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/1000 F5.6 ISO 400 LrC
メス ♀
2022/7/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100 LrC
2022/7/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 100 LrC
産 卵
2013/6/17 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1000 F2.8 ISO 1000 LrC
観 察 記
2022年7月28日 メスは高い所が好きみたい
ナゴヤサナエの観察でやってきた雑木林の高い枝先にメスがいた。下からのショットなのでただの証拠写真程度。メスは高いところの枝先によくとまっているのを見かける。オスを撮影しようと池のほうへ行ってみるが、ウチワヤンマの好きそうな棒などがなく、その姿はなかった。午前中から気温が高く、くたびれてきたので一旦帰宅。クールダウンをして午後遅い時間に別の場所を散策。そこにはウチワヤンマがけっこう出ていた。しかし天気が曇天に変わり晴天のいい感じの写真は撮れなかった。午前中の天気が良い時に行くべきだった。最近午後遅い時間になると、雷雲が接近してかなり暗くなってくる。温暖化のせいか雷が多い。
2017年7月5日 浜辺で風にのる
大きな湖の浜辺では、向かい風で揚力だけで浮いているウチワヤンマ。こういう状況は飛翔撮影のチャンス。しかし、近づくとうまく逃げられてしまう。もうちょっと波がわかるような写真を撮りたかったが、なかなかうまくいきません。いちおう波打ち際とわかるショット。
2009年7月26日 飛翔撮影は厳しい
このトンボは、棒先にじっと止まっていることが多いので撮影がしやすい。しかし、とまってばかりいるので逆に飛翔を狙いたくなってしまう。たまに水辺にでるので、そこが狙い目だが、なかなか岸辺近くに来ることは少なく、池の真ん中あたりを飛翔するので、飛翔撮影ができないでいる。